第2回 花の都、巴里旅行記~ギュスターヴ・モロー美術館~
ギュスターヴ・モロー美術館
9:00開館少し前に到着すると、近所(かな?)の小学低学年生が50人位騒いでいた。
先生に「シーッ」っと言われながらもお行儀は良い方かな。
開館と同時にミュージアムパスを提示して入場する。
ちびっ子は3F広間にしゃがみこんで学芸員さんの演劇混じりのお話を聞いていました。
10歳にもならないこの頃から本物の美術を間近で勉強出来る環境って凄い。
モローは代表作、
・「オイディプスとスフィンクス(1864年)」
・「オルフェウスの首を運ぶトラキアの娘(1866年)」
など聖書やギリシャ神話を題材として、想像と幻想の世界を描いた1800年代に活躍した画家らしい。
晩年を過ごした自宅兼アトリエがそのまま美術館になっていた。
これが自宅???って凄い。
地下鉄で
時計を見ると11:30、エッフェル塔の予約時間にちょうど良いので地下鉄で移動してみる。
パリは電車(PER、METRO)やバスの便がかなり良く、乗換案内も確りしているので使いやすい。
共通回数券(カルネと言い10枚SETで11.5フラン)を購入。
日本の電車みたいに自動ドアでは無く、電車の乗降はドアに付いているボタンを押すと開くようです。
これが電車のボタン。色合いがかわいいですね。
フランス人ってせっかちなのか電車で止まる前からボタンをガチャガチャと。
また、ドア制御がアバウトなのかまだ電車が動いているのにドアが開いてしまうので要注意です。
エッフェル塔
最寄のTrocadero駅から歩くこと10分、見えてきましたエッフェル塔、近くで見ると結構高く最頂部までは324m。
東京タワーが333mなのでほぼ同じ位ですね。
入場口に向かうとツアーバスの数も凄く、長蛇の列。
こんなのを待っていたらエレベータに乗るまで何時間待つことになるだろうか?
待ち行列(一般入場)の羨ましそうな視線を浴びながら、優先ゲートに一直線。
Webで時間指定(30分刻みで指定可能)の前売り券を事前購入しておいたので、
優越感に浸りながらエレベータでTOPの276mまで一気に登る。
第2展望台(116m)までは階段でも昇降可能だ。エレベータの窓から階段が見えるが皆辛そうな顔して登ってた。体力無い武ちゃんはこんなの絶対無理だね。
高い建物があまり無いので、TOPの展望台からの景色はとても見晴らしが良い。
展望台を半周したところで・・・ん?これはもしや?
なんとシャンパンが売ってたので思わず飲んじゃいました。あっはっは、うめ~!
オルセー美術館とは
通常は17:30で閉館だけど今日は木曜日、オルセーは21:15まで開いています。
いまからでもゆっくり見学出来るのでこういうスケジュールを組みました。
もともとオルセー美術館の建屋はパリ万博に合わせて建てられた鉄道駅舎兼ホテルだったらしく、当時の面影を残しています。
このドームの中に機関車が止まってたなんて考えると面白い空間です。
オルセーでは、印象派やポスト印象派(?ってよくわからん?)など19世紀末の前衛芸術コレクションを中心としており、
芸術に疎い方でも名前聞けば「あぁ、聞いたことある」という作家さんの作品が多数ある。
ミュージアムパスを係のお姉さんに見せると、無言でどうぞと会釈される顔がちょっと可愛い。
収蔵品は多種に渡り、絵画/彫刻/グラフィックアート/家具/金属やガラスの工芸品など幅広く展示されていた。
アメリカでリンカーンが大統領、日本は薩英戦争という時代で、フランスって所は何と華やかなことか。
この頃の芸術とは一部の上流階級を楽しませるものであり、
宗教画やパトロンを美化した肖像画など以外は芸術とはされなかった。
が、上流階級が徐々に衰退していく中で力を付けてきたのが
産業や商業・銀行業などで資産を増やした一般庶民階級である。
風景画や彼ら一般庶民の生活を描き表したのが印象派に多く作品が残されているが、
もともと宮殿(上流階級の最たるもの)だったルーブルは庶民を題材にした作品を受け取ることを拒否していたらしい。
この『床を削る人々』を描いたカイユボットって人が相続した資産を基に、
当時絵が売れなくて生活に苦しんでいた
・モネ
・ルノワール
・ピサロ
・シスレー
・ドガ
・セザンヌ
らの作品を買って経済援助をしており、貴重な絵画が散布することなく収集された。
このコレクションをメインに展示しているのがオルセー美術館の成り立ちらしい。
オルセーの収蔵品は原則としてフランス2月革命勃発の1848年~第1次世界大戦が始まった1914年までの
作品を展示することになっているそうで、
それ以前の作品はルーヴル美術館に、以降の作品はポンピドゥーセンターに収蔵するという形で分担されている。
ルノワールの代表作『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』が描かれたのは
私、武ちゃんが生まれる丁度100年も前の事だ。
レストラン アンジェリーナ
お腹も減ってきたのでオルセー美術館2階のレストランで夕食を摂ることに。
予約はしていなかったので待たされること15分、やっと席に着けました。
そう言えばアンジェリーナって銀座にもあったね。ケーキのモンブランが有名ですね。
店の内装は美術館と同じなのでシャンデリアもある豪華な造りでした。
食事はと言うと・・・
・・・ステーキは何とか食べれるけど・・・
・・・魚と同じグリルで焼いたのかなぁ・・・
・・・なんか生臭い感じが・・・
・・ポテトはベチャベチャで美味しくないですね・・。
ワインで流し込んで今日は終了となりました。
次回、巴里の二日目をお楽しみに!


9:00開館少し前に到着すると、近所(かな?)の小学低学年生が50人位騒いでいた。
先生に「シーッ」っと言われながらもお行儀は良い方かな。
開館と同時にミュージアムパスを提示して入場する。
ちびっ子は3F広間にしゃがみこんで学芸員さんの演劇混じりのお話を聞いていました。
10歳にもならないこの頃から本物の美術を間近で勉強出来る環境って凄い。
モローは代表作、
・「オイディプスとスフィンクス(1864年)」
・「オルフェウスの首を運ぶトラキアの娘(1866年)」
など聖書やギリシャ神話を題材として、想像と幻想の世界を描いた1800年代に活躍した画家らしい。
晩年を過ごした自宅兼アトリエがそのまま美術館になっていた。
これが自宅???って凄い。
地下鉄で
時計を見ると11:30、エッフェル塔の予約時間にちょうど良いので地下鉄で移動してみる。


パリは電車(PER、METRO)やバスの便がかなり良く、乗換案内も確りしているので使いやすい。
共通回数券(カルネと言い10枚SETで11.5フラン)を購入。
日本の電車みたいに自動ドアでは無く、電車の乗降はドアに付いているボタンを押すと開くようです。

これが電車のボタン。色合いがかわいいですね。
フランス人ってせっかちなのか電車で止まる前からボタンをガチャガチャと。
また、ドア制御がアバウトなのかまだ電車が動いているのにドアが開いてしまうので要注意です。
エッフェル塔
最寄のTrocadero駅から歩くこと10分、見えてきましたエッフェル塔、近くで見ると結構高く最頂部までは324m。
東京タワーが333mなのでほぼ同じ位ですね。


入場口に向かうとツアーバスの数も凄く、長蛇の列。
こんなのを待っていたらエレベータに乗るまで何時間待つことになるだろうか?
待ち行列(一般入場)の羨ましそうな視線を浴びながら、優先ゲートに一直線。
Webで時間指定(30分刻みで指定可能)の前売り券を事前購入しておいたので、
優越感に浸りながらエレベータでTOPの276mまで一気に登る。
第2展望台(116m)までは階段でも昇降可能だ。エレベータの窓から階段が見えるが皆辛そうな顔して登ってた。体力無い武ちゃんはこんなの絶対無理だね。
高い建物があまり無いので、TOPの展望台からの景色はとても見晴らしが良い。


展望台を半周したところで・・・ん?これはもしや?
なんとシャンパンが売ってたので思わず飲んじゃいました。あっはっは、うめ~!
オルセー美術館とは
通常は17:30で閉館だけど今日は木曜日、オルセーは21:15まで開いています。
いまからでもゆっくり見学出来るのでこういうスケジュールを組みました。


もともとオルセー美術館の建屋はパリ万博に合わせて建てられた鉄道駅舎兼ホテルだったらしく、当時の面影を残しています。
このドームの中に機関車が止まってたなんて考えると面白い空間です。
オルセーでは、印象派やポスト印象派(?ってよくわからん?)など19世紀末の前衛芸術コレクションを中心としており、
芸術に疎い方でも名前聞けば「あぁ、聞いたことある」という作家さんの作品が多数ある。

ミュージアムパスを係のお姉さんに見せると、無言でどうぞと会釈される顔がちょっと可愛い。
収蔵品は多種に渡り、絵画/彫刻/グラフィックアート/家具/金属やガラスの工芸品など幅広く展示されていた。


アメリカでリンカーンが大統領、日本は薩英戦争という時代で、フランスって所は何と華やかなことか。
この頃の芸術とは一部の上流階級を楽しませるものであり、
宗教画やパトロンを美化した肖像画など以外は芸術とはされなかった。
が、上流階級が徐々に衰退していく中で力を付けてきたのが
産業や商業・銀行業などで資産を増やした一般庶民階級である。
風景画や彼ら一般庶民の生活を描き表したのが印象派に多く作品が残されているが、
もともと宮殿(上流階級の最たるもの)だったルーブルは庶民を題材にした作品を受け取ることを拒否していたらしい。
この『床を削る人々』を描いたカイユボットって人が相続した資産を基に、
当時絵が売れなくて生活に苦しんでいた
・モネ
・ルノワール
・ピサロ
・シスレー
・ドガ
・セザンヌ
らの作品を買って経済援助をしており、貴重な絵画が散布することなく収集された。
このコレクションをメインに展示しているのがオルセー美術館の成り立ちらしい。
オルセーの収蔵品は原則としてフランス2月革命勃発の1848年~第1次世界大戦が始まった1914年までの
作品を展示することになっているそうで、
それ以前の作品はルーヴル美術館に、以降の作品はポンピドゥーセンターに収蔵するという形で分担されている。
ルノワールの代表作『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』が描かれたのは
私、武ちゃんが生まれる丁度100年も前の事だ。
レストラン アンジェリーナ
お腹も減ってきたのでオルセー美術館2階のレストランで夕食を摂ることに。


予約はしていなかったので待たされること15分、やっと席に着けました。
そう言えばアンジェリーナって銀座にもあったね。ケーキのモンブランが有名ですね。
店の内装は美術館と同じなのでシャンデリアもある豪華な造りでした。
食事はと言うと・・・
・・・ステーキは何とか食べれるけど・・・
・・・魚と同じグリルで焼いたのかなぁ・・・
・・・なんか生臭い感じが・・・
・・ポテトはベチャベチャで美味しくないですね・・。
ワインで流し込んで今日は終了となりました。
次回、巴里の二日目をお楽しみに!