第4回 バカンスはセブ島で~漢のギャンブル~

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ビデオポーカーの払い出し待ち



I君のビデオポーカーがストップした後

彼の注文した念願の料理が出たとのことで代わりにヨナと台で待ってあげることに。



その間は前回のコラムで紹介した変なおじさんとシャイなおじさんとラッパーの人としばしご歓談。

みんなタバコをほしがるからみるみるうち1箱無くなっていく。

・・相手を思いやる気持ちと遠慮が欠けているようだ・・。



そうして10分程度すると前回のしかめっ面のスタッフがやってきました。

今回はコインを補充するのではないみたいです。

カジノ中央の管理マシンから台の番号をチェックしています。

どうやら基本的に大きい当たりが出たときは

管理マシンから台の番号を入力し、前回のコラムに出てきた領収書を作成して

それをCHANGE(キャッシャー)に持っていくのが主な流れのよう。



その後、印刷された領収書をもらいI君を呼んで一緒にCHANGEへ。

※募金箱とチップを請求するのも主な流れの様子

※ちなみにCHANGE内にいる方はチップをあげてもなぜか受け取ってくれません



さぁ、別れを惜しむおじさんたちにチップ100ペソずつを渡して初日最後の闘いに望みましょう。

※シャイなおじさんには100ペソ無かったのであげれなかった。『儲けたら渡しの事思い出して』と言われました・・

残り時間はおよそ45分・・余裕のよっちゃんですわ。




ギャンブルの基本は下見



慌てて変な台を打つわけには行きません。

まずは下見から入る。日本のスロットで覚えた技です。

データランプがないので基本的には

・台のゲームシステム/性能

・台のボーナスゲームの有無/性能

・直前のペイアウト

・台の挙動

・他の人のその台に対する投資金額

これらの要素で打つしかないのですがね。

僕はオカルト要素はあまり詳しくないのでボーナスゲームの性能を重視します。

ボーナスゲームでガッツリ増える&ボーナスゲームが頻繁に発生する台なら

一発ガツンと出してすぐやめることも可能ですからね!

あ、ヤメ時も重要な要素です。熱くなると無駄に投資がかさむのでクールにいかなければなりません。



というわけで時間も無いのですがギリギリまで実戦台を絞り、

最悪打てなくても仕方ない・・そういう潔さをもちカジノを回ります



ここでぺぃに遭遇。



ぺぃ「ボーナスゲームでがっつり増えたが。結構来るし。」



との事なのでまさに僕の重視する要素とガチンと噛み合う台。

さすがぺぃ・・金に対する嗅覚がするどい・・

金の匂いのするところ、ぺぃあり。



というわけでいざ実戦!!




最後の大勝負



ぺぃの右隣に陣取り実戦開始!!



日本の実戦ではいつもこのパターンでどちらかが逆噴射するので陣形としては最悪。

・・ただし、それは設定のある日本だからこそ。

日本では同じ島に並びで設定を入れる事はほぼほぼありえません。



日本での出る台(☆設定6)と出ない台(×設定1)のありがちな並び(※ぴぃ~のイメージ/予想です)
☆ × × × × × × × ☆ ×
※この時、二人並んでの実戦では『☆×』か『××』しかありえない


カジノでのスロットマシンはPayout率を90%程度にしているらしく

長く打てば負け、短く打ちでかく出せば勝つというゲーム性。

どんな陣形でも見切りよく、強運で出せば問題ありませんわ!



・・とここまでが所謂オカルトってやつです。

とりあえずうまいこと出せばいいので慣れてきたら↑みたいに考えて楽しみましょう。



さて、話がそれましたが最終実戦台はマルチラインのボーナスゲームがフリースピンのタイプ。

このタイプはマカオ実戦の時にも相性がよかった機種です。

ボーナスは少し面倒なのでまずは下の図を見てください。

FREE SPIN BONUS
TOUCH THE BOX!! x20 ---
x15 x20 x7 x10 x15 x15 ○--
x5 x15 x7 x10 x5 x10 ○○-
x7 x5 x10 x20 x20 x7 ○--
TOUCH THE BOX!! x5 ---


ボーナス絵柄が3つ揃うとまず上の画面が表示されます。

5*3の四角いマス目(黄色部分※もちろん本当の画面では倍率が見えません)をタッチしていき、

その結果手に入れた倍率が3つ集まる(図の右側の○)とその倍率で10回フリースピンというシステム。



さて、1000ペソを投入して10回転くらいで1回目のボーナスが来ます。

幸先いいですね!!

しかも、いきなり20倍のフリースピン!!!



ぺぃ「いきなりとか!!」

ぴぃ~「おぃー!まじか!」



沸き立つ二人!!この熱気を受けてかオーディエンスが集まってきました。

『これで数千万円のジャックポットまで当選したら俺は仕事をやめて隠居しよう・・ッ!』



ところがどっこいっ!!

せっかくの20倍チャンスですが10回の間に何も当選しないとただの無駄引きになってしまいます。

このフリースピン状態では体感ですが当選確率が上がって

突発的にワイルド絵柄(全絵柄対応)が縦何ラインかにも出現しやすいのですが、

なんもこない・・。



ぺぃ「うわわ・・・」

ぴぃ~「あわわ・・・」



あまりの引きの弱さにドン引き・・1000ペソ程度でボーナスゲーム終了・・。



これはボーナスの当選枚数の中で、しかも20倍の中では最低ランクの払い出し・・。

この場合、増えたからといってやめるでしょうか?



やめません。



「少し増えたからいいや・・」なんて考えの人間はビッグマネーを手に入れられっこありません!

なんでスロットを打つんですか?

夢と金と名声を手に入れるためでしょう?



最低ランクの払い出しは調子が悪いのでしょうか?いや、逆に考えましょう。

いきなりボーナスが来て調子がいいと思うべきです。

しかも、1000ペソって2000円やがなあんた。

っていうかフィリピンで1000ペソなんて出したらまた払い出しで30分かかるから

そもそも選択肢なんてない、もうこの台が本日最後の実戦台ですよ。



うん、納得できる理由ができたので実戦続行!

・・と1回転まわして気づいたのですが『GAMBLE』ボタンが付いてるじゃないですか。

前回のコラムでも書きましたがこの台もダブルアップできるとか。

「いっその事さっきのしょぼい当たりでダブルアップしとけばよかった・・」

と憎々しく『GAMBLE』ボタンを睨みつつしばらく打つ。



また、数回転でボーナスが止まりました。



ぴぃ~(これはマカオの時と同じで相当調子がいいな・・。)



今回は10倍のフリースピン。



ぺぃ「へぼいな」

ぴぃ~「せやな。」



まったく期待ができません。

10倍ってなんか微妙ですよね。ボーナスなのに10倍って・・あんた。

いい加減にしてくださいよまったく。10倍とか微妙なのならいっその事5倍で殺しに・・



ぺぃ「お、おい~ッ!!!」

ぴぃ~「へ?」



ワイルドがど真ん中に3列!!

き、きたー!!あとは頭と尻さえうまく噛み合えば・・・!!



これがなんと5000ペソ!!

デカイ・・っっ!!・・日本円にして1万・・え・・

カイジばりに沸き立つオーディエンスを尻目に日本円換算してたいした事ない事に気づく僕。



・ ・ G A M B L E ・ ・


なにか抑え切れない衝動に駆られる・・



・・いいのか・・?・・やるぜ・・?



ぴぃ~「・・これか?・・GAMBLEか?」

全員「えぇぇーっ!!」

ヨナ「ぴ、ぴぃ~さん・・落ち着いてくださいっ!!」

ぺぃ「・・それだ・・っ!!・・おせ・・っ!!」





・・ざわざわ・・       
       ・・ざわざわ・・




どうやらギャンブルのしすぎでイカれたみたいだ・・

こんな小銭じゃちっとも濡れやしない・・。



僕は手を振りかぶって・・



全員「うおおおおぉぉぉっっっっっ」

ぴぃ~「いくぜっ!!!」







メメタァッ!!






ぴぃ~「・・?!・・あ、あんたは?!」

変なおじさん「ふぅ、間に合ったネ。ダメダメヨ、『TAKE OUT』はこっちネ(ポチッ)」



CALL ATTENDANT

   COIN OUT ERROR - HOPPER EMPTY   

ち~ん


ぴぃ~&全員「あっ!」







な な な な な 、 な に を や っ て ん だ ー ! ! 






・・というわけで初日実戦+5000ペソで終了でござるっ!!

フィリピンのみんなに沢山チップあげたので実際は+4000ペソくらいですよ!




フィリピンの旅1日目終わり



Casino Fillipino Mactanを後にした我々カジノバ一行。

約30分バスに揺られてシャングリラに帰ってきました。

カジノ
看板下CEBUの"C"が壊れてる



初日のカジノも全体ではまずまずの手ごたえ。

今後の観光費用のチャージができました。

ホテルのロビーについて明日のツアープラン「実弾射撃」をお願いして

部屋に戻るのでした・・・。





次回、初の実弾射撃。その腕前や如何に?

お楽しみに!