第6回 特捜隊奮闘記ヨーロッパ編~またまた感動!ポンペイ~

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さてポンペイにやってまいりました!テレビなどでも良く特集が組まれたりしていますね。いわゆる「古代遺跡」があるとこです。ナポリから車で3時間くらいでした。

以下にポンペイの歴史をちょっと記載します。

紀元前800年頃(日本では縄文時代になります)町が作られました。ポンペイはイタリア北部と南の海を結ぶ中継地点で、貿易で栄えるようになります。紀元前525年にはギリシアに支配され、紀元前310年に今度はローマに支配されます。

しかし地中海と結ぶ貿易港として農業(ワイン・オリーブ油)、漁業、商業が盛んでした。紀元前62年大地震が起き多くの家々はつぶれてしまいます。しかし復興も早く以前にまして栄えるようになりです。(日本ではようやく弥生時代に入った頃です)人口も2万人くらいいたそうです。


<ポンペイの町並み1>



<ポンペイの町並み2>


ところが!!!

紀元79年8月24日正午過ぎ近くのベスビオ火山が突如火を噴きます。天高く燃え上がる火柱巨大な火山灰のキノコ雲たちまち太陽は覆い隠され暗闇となったそうです。(当時の近くの住人プリニオという住人がくわしく書き残してあったそうです)。

ほんで、ポンペイの町は一瞬にして火山灰によって滅びてしまいました。火山灰は5m~8mくらいの高さで町を埋めまして、歴史から葬られてしまったんですね。

で、1748年スペイン王となるカルロ王は宝物を見つけるために最初スペインの軍人に発掘をさせましたがその後1760年から建築家フランチェスコが体系的に発掘を開始しポンペイの遺跡の発掘が本格的になりました。 1700年もの間土に埋まっていたわけですね。


そんな遺跡を見てまたまた感動!!!

当時から例えば上下水道の設備も充実していて、風呂、トイレはもちろんのこと、現代と同様の施設が全てありました。当時は石や鉄で建物を作っていたわけですが(アテネの遺跡とかをイメージしてください)、居酒屋やパン屋の跡がつい最近までお店をやっていたかのように残ってました。

裁判所や競技場もありました。道は馬車がとおるので、広くて歩道もありました。文明ってすごいですね。でも人も馬も火山灰にそのまま飲み込まれまして、人は焼けましたので、火山灰の中に空洞で親子(子供を抱きかかえたまま)の形で残っているんです。人の形なんかたくさんありました。(実際にはその空洞に石灰を流しこんで固まって火山灰を取り除くと人って分かったそうです)ちょっと怖いですよ。

そんなポンペイ。世界の遺跡に興味がある方、かなりお薦めです。


<この街が埋まってしまうとは>