第2回 哀愁のヨーロッパ観光 バルト三国ツアー~リトアニアのカナウス~
第3章 旧日本領事館と丘にそびえ立つ無数の十字架
おはようございます。バルト三国ツアー3日目を迎え、今朝の気温は-4度と昨日と比べて2度も上がって嬉しい気分。とはいえ相変わらず冷蔵庫要らずの寒さなので、きちんと厚着です。朝食はいつもの茶色一色ではなく昨日、土産屋で買った伝統菓子シャコティスを食べるのだが…
まっちゃす「なんですかコレ?」
まえやん「すごい見た目ですね。」
隊長「ずいぶん変わった形だねぇ。」
バルザック「とりあえず食べましょうか。」
ワンダー「どうだった?」
バルザック「見た目は刺々しいバームクーヘン、味もバームクーヘン、歯ごたえはバームクーヘンとクッキーの間くらいで…とりあえず固いバームクーヘンです。」
隊長「どれどれ…ほんとだ固い。」
ワンダー「これは普通のナイフでは切れませんね。」
まえやん「でも美味しいです。」
まっちゃす「今日からお前のあだ名は妖怪バームクーヘンだ!」

カジノバを驚かせたリトアニアの伝統菓子シャコティス。バームクーヘンから進化したということで妖怪バームクーヘンと名付けられた。
さて妖怪バームクーヘンを退治したカジノバ一同はバスに乗り、リトアニアの第二の都市カナウスへ向かった。首都ヴィリニュスからカウナスまでは約100kmで1時間半くらいかかる。
カナウスには到着し、まず向かったのは知る人ぞ知る旧日本領事館。現在は杉原記念館となっており中に入れる。杉原千畝さんは第二次世界大戦中にリトアニアのカナウスにある旧日本領事館で、ユダヤ迫害で追われたユダヤ人たちにビザを発給して命を救った人である。
大規模なユダヤ迫害を進めたナチスドイツと日本は同盟関係だった為、杉原千畝さんの行動は戦中、戦後にかけて勇気ある行動として賞賛された。

杉原記念館(旧日本領事館)の入り口。

住宅地の中に当時の状態で保存されている杉原記念館(旧日本領事館)。白い壁にオレンジ色の瓦がお洒落。
中に入ると二階の視聴覚室で杉原千畝さんの人生を描いたビデオを視聴し、館内を見学。

杉原さんの家族写真。

実際に使われていた仕事場でビザを発給するまっちゃす。後ろに飾られている年季の入った日の丸が良い雰囲気を出しています。

実際に使われていたと思われるタイプライター。映画でしか見たことなかったので実物に触れられて感激。

若者には縁がないであろう黒電話。おばあちゃんの家にあるかな?
まっちゃす&まえやん&バルザック「これが黒電話か!?」
隊長&ワンダー「懐かしい…」
館内を見終わると添乗員が「次はカナウス駅に向かいまーす」とアナウンス。
隊長「駅が観光スポットなんて珍しいねぇ。」
まっちゃす「そうなんですか?」
まえやん「時代を感じさせる古い駅なのかもしれませんね。」
ワンダー&バルザック「な、なるほど。」
そんなカジノバ一同の期待と裏腹に目の前に現れた駅は…

何回も改修されて鉄筋コンクリートの近代感溢れるカナウス駅。

ちょっぴりSLを期待したけど駅と同じく近代感溢れる電車。
カジノバ一同「普通の駅じゃーん。」
バルザック「なんでこれが観光スポット?」
まえやん「少し拍子抜けしましたね。」
ワンダー「あっ見てみて!向こうにツアーの人たちが集まっているよ。」
まっちゃす「見てきます!」

なんと列車でカナウスを去る瞬間までビザを発給し続けたそうです。このプレートは75周年の節目に設置されたそうです。
カジノバ一同「…(感動)」
隊長「こんな素晴らしい日本人がいたとは!今の若者も見習って頑張ってくれ!」
バルザック&まっちゃす&まえやん「頑張ります!」
ワンダー「頑張ってねー。」
隊長に激励されたあとは欧州ツアー定番の旧市街地と大聖堂(教会)のハッ〇ーセットを見学。

赤煉瓦とリンガー〇ットを彷彿させるような尖塔が特徴的な教会。なんと15世紀にゴシック様式で建てられたという。

赤煉瓦にアーチが特徴的な建物。教会と同じく15世紀にゴシック様式で建てられた。ペルクーナスは雷神で、かつて神殿があったとされるが現在の建物は図書館として利用されている。

それまでの赤煉瓦のゴシック様式と異なり、18世紀にバロック様式で建てられた旧市庁舎。政治犯の牢獄、皇帝の別宅などの用途で使われ続け、現在は結婚登記所、陶器博物館として利用されている。

これまた教会同様、15世紀にゴシック様式で建てられた聖ペテロ&パウロ大聖堂。しかし17世紀のロシア=ポーランド戦争で一部が破壊され、ルネサンス様式で修復された。

内部は赤煉瓦の外観と違って白金で飾られた内装でカジノバ一同を仰天させた。

カウナス城の近くでポーズしているヴィタウタス大公と思われる像。

銅像がモデルになった旗。
教会、大聖堂、旧市庁舎などカウナスを満喫したカジノバ一同。欧州で大聖堂&旧市街地のハッ〇ーセットを沢山観光するとハッ〇ーセットより、ご飯が楽しみというのは良くある話で隊長も例外ではない。「あぁ…疲れた。もう無理だ…俺の骨はベラジオの噴水に…」という訳の分からないことを呟く隊長の耳に添乗員の「次はレストランでランチです。」という言葉で疲れ果てた白い肌がみるみる血の気が戻り「いくぞー」と元気になるのだ。

カジノバの腹を満たすレストラン。

ボルシチという赤いスープ。白いクリームのようなものがマイルドさを引き立てていて美味しい。

ツェペリナイというリトアニアの代表的な家庭料理。茹でたマッシュポテトの中にジューシーなひき肉が入っていて、とても美味しい。

何故かメインの後にきたサラダ。さては出すのを忘れたな。
隊長「生き返ったぁあー」
まっちゃす「あの赤いスープ、おかわりしたかったな!」
バルザック「あのメイン料理も食感、味ともに最高だったよ。何個でもイケるね!」
ワンダー「最後のサラダも美味しかったよね。」
まえやん「どれも美味しかったですね。」
腹を満たしたカジノバ一同はラトビアの首都リガへ向かう道中にある有名な観光名所、十字架の丘へ向かう。

バルト三国は勾配が少なく、地平線が見える。

無数の十字架が立つ十字架の丘。発祥は不明で1800年代にロシアに対する武装蜂起の後に建てられたと考えられている。お土産屋さんには大小の十字架が売られていて、願い事を書いて丘に立てることができる。

世界各地で多くの十字架を見たがメタル感全開の十字架は初めて。

十字架のみならずキリスト像、マリア像もある。

イエスではなくロシア製の戦闘機が掲げられた十字架。
十字架の丘を見学した後、いよいよ国境を越えてラトビア共和国の首都リガへ向かう。

十字架の丘から出発するときに見つけた幸せを呼ぶコウノトリの巣。これはカジノバに幸せ到来か?

国境を越えてラトビアの首都リガに到着。川を挟んで旧市街、大聖堂のハッ〇ーセットが見える。

宿泊するラディソン・ダウガワホテルの部屋。とても広くソファーなどもあり、ゆっくり休むことができる。
隊長「いやーついにラトビアですなぁ。」
ワンダー「長いようであっという間ですよ。」
バルザック「ホテルは部屋も広いし良かった。」
まっちゃす「窓から旧市街と大聖堂も見えますし、観光が楽しみです。」
隊長「今日の夕食が楽しみだ!」
二時間ほど部屋でくつろいだ後、ついに楽しみの夕食。

前菜はトマト風味のスープ。ボルシチスープといい、バルト三国のスープは本当に美味しい。

柔らかい牛肉の煮込みとタレ、ポテトがとても合う。
カジノバ一同「美味しい!」
ワンダー「牛肉は期待を裏切らないですね」
隊長「生きててよかった。」

デザートはイチゴのソースをかけたチーズケーキ。
こうしてカナウス観光と十字架の丘を見学し、美味しいランチとディナーを楽しんだカジノバ一同はラトビアの観光に備えて広い部屋で休むのであった。
次回もお楽しみに!!
おはようございます。バルト三国ツアー3日目を迎え、今朝の気温は-4度と昨日と比べて2度も上がって嬉しい気分。とはいえ相変わらず冷蔵庫要らずの寒さなので、きちんと厚着です。朝食はいつもの茶色一色ではなく昨日、土産屋で買った伝統菓子シャコティスを食べるのだが…
まっちゃす「なんですかコレ?」
まえやん「すごい見た目ですね。」
隊長「ずいぶん変わった形だねぇ。」
バルザック「とりあえず食べましょうか。」
ワンダー「どうだった?」
バルザック「見た目は刺々しいバームクーヘン、味もバームクーヘン、歯ごたえはバームクーヘンとクッキーの間くらいで…とりあえず固いバームクーヘンです。」
隊長「どれどれ…ほんとだ固い。」
ワンダー「これは普通のナイフでは切れませんね。」
まえやん「でも美味しいです。」
まっちゃす「今日からお前のあだ名は妖怪バームクーヘンだ!」
カジノバを驚かせたリトアニアの伝統菓子シャコティス。バームクーヘンから進化したということで妖怪バームクーヘンと名付けられた。
さて妖怪バームクーヘンを退治したカジノバ一同はバスに乗り、リトアニアの第二の都市カナウスへ向かった。首都ヴィリニュスからカウナスまでは約100kmで1時間半くらいかかる。
カナウスには到着し、まず向かったのは知る人ぞ知る旧日本領事館。現在は杉原記念館となっており中に入れる。杉原千畝さんは第二次世界大戦中にリトアニアのカナウスにある旧日本領事館で、ユダヤ迫害で追われたユダヤ人たちにビザを発給して命を救った人である。
大規模なユダヤ迫害を進めたナチスドイツと日本は同盟関係だった為、杉原千畝さんの行動は戦中、戦後にかけて勇気ある行動として賞賛された。
杉原記念館(旧日本領事館)の入り口。
住宅地の中に当時の状態で保存されている杉原記念館(旧日本領事館)。白い壁にオレンジ色の瓦がお洒落。
中に入ると二階の視聴覚室で杉原千畝さんの人生を描いたビデオを視聴し、館内を見学。
杉原さんの家族写真。
実際に使われていた仕事場でビザを発給するまっちゃす。後ろに飾られている年季の入った日の丸が良い雰囲気を出しています。
実際に使われていたと思われるタイプライター。映画でしか見たことなかったので実物に触れられて感激。
若者には縁がないであろう黒電話。おばあちゃんの家にあるかな?
まっちゃす&まえやん&バルザック「これが黒電話か!?」
隊長&ワンダー「懐かしい…」
館内を見終わると添乗員が「次はカナウス駅に向かいまーす」とアナウンス。
隊長「駅が観光スポットなんて珍しいねぇ。」
まっちゃす「そうなんですか?」
まえやん「時代を感じさせる古い駅なのかもしれませんね。」
ワンダー&バルザック「な、なるほど。」
そんなカジノバ一同の期待と裏腹に目の前に現れた駅は…
何回も改修されて鉄筋コンクリートの近代感溢れるカナウス駅。
ちょっぴりSLを期待したけど駅と同じく近代感溢れる電車。
カジノバ一同「普通の駅じゃーん。」
バルザック「なんでこれが観光スポット?」
まえやん「少し拍子抜けしましたね。」
ワンダー「あっ見てみて!向こうにツアーの人たちが集まっているよ。」
まっちゃす「見てきます!」
なんと列車でカナウスを去る瞬間までビザを発給し続けたそうです。このプレートは75周年の節目に設置されたそうです。
カジノバ一同「…(感動)」
隊長「こんな素晴らしい日本人がいたとは!今の若者も見習って頑張ってくれ!」
バルザック&まっちゃす&まえやん「頑張ります!」
ワンダー「頑張ってねー。」
隊長に激励されたあとは欧州ツアー定番の旧市街地と大聖堂(教会)のハッ〇ーセットを見学。
赤煉瓦とリンガー〇ットを彷彿させるような尖塔が特徴的な教会。なんと15世紀にゴシック様式で建てられたという。
赤煉瓦にアーチが特徴的な建物。教会と同じく15世紀にゴシック様式で建てられた。ペルクーナスは雷神で、かつて神殿があったとされるが現在の建物は図書館として利用されている。
それまでの赤煉瓦のゴシック様式と異なり、18世紀にバロック様式で建てられた旧市庁舎。政治犯の牢獄、皇帝の別宅などの用途で使われ続け、現在は結婚登記所、陶器博物館として利用されている。
これまた教会同様、15世紀にゴシック様式で建てられた聖ペテロ&パウロ大聖堂。しかし17世紀のロシア=ポーランド戦争で一部が破壊され、ルネサンス様式で修復された。
内部は赤煉瓦の外観と違って白金で飾られた内装でカジノバ一同を仰天させた。
カウナス城の近くでポーズしているヴィタウタス大公と思われる像。
銅像がモデルになった旗。
教会、大聖堂、旧市庁舎などカウナスを満喫したカジノバ一同。欧州で大聖堂&旧市街地のハッ〇ーセットを沢山観光するとハッ〇ーセットより、ご飯が楽しみというのは良くある話で隊長も例外ではない。「あぁ…疲れた。もう無理だ…俺の骨はベラジオの噴水に…」という訳の分からないことを呟く隊長の耳に添乗員の「次はレストランでランチです。」という言葉で疲れ果てた白い肌がみるみる血の気が戻り「いくぞー」と元気になるのだ。
カジノバの腹を満たすレストラン。
ボルシチという赤いスープ。白いクリームのようなものがマイルドさを引き立てていて美味しい。
ツェペリナイというリトアニアの代表的な家庭料理。茹でたマッシュポテトの中にジューシーなひき肉が入っていて、とても美味しい。
何故かメインの後にきたサラダ。さては出すのを忘れたな。
隊長「生き返ったぁあー」
まっちゃす「あの赤いスープ、おかわりしたかったな!」
バルザック「あのメイン料理も食感、味ともに最高だったよ。何個でもイケるね!」
ワンダー「最後のサラダも美味しかったよね。」
まえやん「どれも美味しかったですね。」
腹を満たしたカジノバ一同はラトビアの首都リガへ向かう道中にある有名な観光名所、十字架の丘へ向かう。
バルト三国は勾配が少なく、地平線が見える。
無数の十字架が立つ十字架の丘。発祥は不明で1800年代にロシアに対する武装蜂起の後に建てられたと考えられている。お土産屋さんには大小の十字架が売られていて、願い事を書いて丘に立てることができる。
世界各地で多くの十字架を見たがメタル感全開の十字架は初めて。
十字架のみならずキリスト像、マリア像もある。
イエスではなくロシア製の戦闘機が掲げられた十字架。
十字架の丘を見学した後、いよいよ国境を越えてラトビア共和国の首都リガへ向かう。
十字架の丘から出発するときに見つけた幸せを呼ぶコウノトリの巣。これはカジノバに幸せ到来か?
国境を越えてラトビアの首都リガに到着。川を挟んで旧市街、大聖堂のハッ〇ーセットが見える。
宿泊するラディソン・ダウガワホテルの部屋。とても広くソファーなどもあり、ゆっくり休むことができる。
隊長「いやーついにラトビアですなぁ。」
ワンダー「長いようであっという間ですよ。」
バルザック「ホテルは部屋も広いし良かった。」
まっちゃす「窓から旧市街と大聖堂も見えますし、観光が楽しみです。」
隊長「今日の夕食が楽しみだ!」
二時間ほど部屋でくつろいだ後、ついに楽しみの夕食。
前菜はトマト風味のスープ。ボルシチスープといい、バルト三国のスープは本当に美味しい。
柔らかい牛肉の煮込みとタレ、ポテトがとても合う。
カジノバ一同「美味しい!」
ワンダー「牛肉は期待を裏切らないですね」
隊長「生きててよかった。」
デザートはイチゴのソースをかけたチーズケーキ。
こうしてカナウス観光と十字架の丘を見学し、美味しいランチとディナーを楽しんだカジノバ一同はラトビアの観光に備えて広い部屋で休むのであった。
次回もお楽しみに!!