第1回 哀愁のヨーロッパ観光 バルト三国ツアー~バルト三国へ~

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序章

数か月前
怪しげな焼肉屋にて

隊長「ほっさん、バルト三国ってどんなところですかね?」
ほっさん「うーん…ご飯はあまり美味しくないと聞きましたンネッ」
隊長「えぇー。それじゃやめようかなぁ」
ほっさん「でも美人が多いって話ですよ」
隊長「申し込むぞーー!!!」


第1章 バルト三国の玄関口 リトアニア

まっちゃす「どうもぉーまっちゃすでぇーす!」
まえやん「はじめまして。まえやんです。」
バルザック「誰!?」
隊長「いやぁーバルト三国は美人が多いからね。若い連中を連れていったほうが良いと思って(運が良ければおこぼれも…)」
わんだー「旅も盛り上がりますし良いじゃない!」
バルザック「ま、まぁ今回はツアーだから年配の方が多い中で若者が僕だけっていうのもアレだったし若者が増えたのは良かった。」
まっちゃす&まえやん「「よろしくお願いしまーす!」」
隊長「それじゃあ行こうか!」
空港スタッフ「まえやんさーん、チケットとパスポートの名前が違っているので飛行機の座席取り直しです。」
カジノバ一同「なんだってぇえーー!!」

そんあなこんなで初っ端からトラブルに見舞われたが何とか無事に飛行機に乗れたカジノバ一同。バルト三国まではフィンランド航空でフィンランドのヘルシンキを経由して、そこから最初の国であるリトアニアのヴィリニュスへ向かうのだが…

ヘルシンキ空港
隊長「腹減った…」
ワンダー「ツアーのスケジュールだと夜ご飯なしだそうです。」
隊長「死んでしまう!!」
まっちゃす「あれ?何やら嗅ぎ慣れた匂いが…」
まえやん「あそこにラーメン屋さんがありますね。」
隊長「何だと!!皆の衆、我に続けぇー!」
添乗員「搭乗の時間です。」
隊長「は、離せー!あそこに桃源郷が…ノーー!」
バルザック「まるでダイエットツアーだね。」
隊長「諦めんぞー。必ず帰るときに…アイルビーバック!!」


空港にあったラーメン屋さん。隊長は必ず食べに戻ると誓う。

隊長を引きずりながら飛行機に乗り飛んで約1時間。ようやくバルト三国の玄関であるリトアニアのヴィリニュスに到着。ホテルまでには何とベンツのバスで向かう。


雲が水平線の彼方にまで広がる。


なんとメルセデスベンツのバス。ちょっとリッチな気分。


ホテルヨーロッパロイヤルヴィリニュスに駆け込むまっちゃす&まえやん。


9階まであると思ったら、なんと3階までしかない。

チェックインが終わりフリータイムになったのでナイト観光に向かうのだが…

ワンダー「どうしました隊長?元気無いですね。」
隊長「腹減った…エネルギー切れでもう動けん。」
まっちゃす「アレ?なんかいい匂いしますよ!」
まえやん「あそこにイタリアンレストランがありますね。」
隊長「なんだと!皆の衆!我に続けぇーー!!!」
バルザック「なんかデジャヴを感じた。」
まっちゃす&まえやん「「隊長―待ってくださーい!」」


隊長が突撃したイタリアンレストラン。


イタリア代表(バルザックの個人的イメージ)カルボナーラ


ミートボールが欲しくなるボロネーゼ


美味しくておかわりしたペペロンチーノ


サービスで出てきたツェペリナイを揚げたやつ。


ピザを頼んだつもりが、まさかのサーモン。


ちゃっかり美人とツーショットするまっちゃす。


夜の散策に出かけるまっちゃす、まえやん、ワンダー。


ライトアップされた建物と月。

イタリアンレストランで空腹を満たし、夜の散策と長時間の飛行機で疲れたカジノバ一同はホテルに帰るとベットダイブして明日に備えるのであった。


第2章 リトアニア観光 トラカイと教会と記念碑

おはようございます。北欧に近いだけあって今朝の気温はなんと-6度。部屋に置いてある冷蔵庫よりキンキンに冷える中、朝の観光に赴くカジノバ一同。ツアーのスケジュールでは10時からなのだが若者たちのみなぎるパワーで、ちょっとフライング観光となった。


バルザックの今日の朝食は安定の茶色と僅かな緑と赤。


な、なんとペイの大好きな緑カラーのタクシー!世界を旅してきて様々なタクシーを見たが緑は初。


ヴィリニュスの名物である夜明けの門。実はホテルと目と鼻の先にある。門の中には教会がある。


野菜、衣装、限定でイースター関連の物品などが売っている。

ホテル近くにある夜明けの門、市場などを散策したあと、いよいよ本格的な観光を開始。リトアニア最初の観光はトラカイ地方ガルヴェ湖にある赤レンガでできたトラカイ城。

まっちゃす「すごいですね!本当に湖の上に城があるんだね!」
ワンダー「綺麗だね。」
まえやん「ボート乗り場もありますね。」
バルザック「団体たちより早く行って写真撮らなければ!!」
隊長「うむ。頼んだぞカメラマン。」


橋とトラカイ城。
団体ツアーの場合、人があまり映らず綺麗な写真を撮るには基本的に団体より先行して撮るのがコツ。
最後尾で誰もいなくなるまで待つ手もあるが迷子になるのでオススメしない。


正面から撮ったトラカイ城。色が違うのは第1次世界大戦中、第2次世界大戦後と長い時間をかけて修復したためである。


門をくぐると天守と兵舎(現在は土産屋と博物館)。


天守内にある広場。ここで作戦会議とかしていたのだろうか?


天守に入るための城門。木の両サイドに鉄を挟んだ頑丈な扉がある。


当時の衣装が展示されている。黒髪がアジア人を想像させるが身長が高い。


短刀や曲刀状のサーベルも展示されている。コスプレしてチャンバラしたい!


身長を軽く超える長槍。


敵に奪われないように地面に隠されていた銀貨や銅貨。大公のへそくりではないぞ。


よく悪人の家に敷いてありそうな虎の敷物。


くま〇んの敷物。この辺も熊が出没するのか?


昔の城の絵。手前に見えるのが先代リトアニア大公が建てた城。
奥に見えるのが息子で大公を引き継いだヴィータウタスが建てたトラカイ城。
先代大公が建てた城はロシアによって破壊され現在は塔が一つだけ残っている。


橋近くでポーズを決めるカモ。人に慣れているのか近づいても逃げない。後ろに…


ヴィータウタス大公の像。


鏡になっている湖でリトアニアをどう治めるか考えるバルザック。

バルザック「トラカイ城の観光終わった…疲れたよぉ」
まえやん「さすがに疲れましたね。」
まっちゃす「でも楽しかった!」
隊長「は、腹ヘッタ…」
ワンダー「ヴィリニュスに戻る途中でレストランに寄るみたいですよ。」
隊長「なぬ!?」

トラカイ城の観光を終えて腹すかせた隊長を乗せてバスはレストランに向かう。


木とレンガでできたオシャレなレストランに到着。


巨大なフォーク。巨人用かな(すっとぼけ)。

隊長「むぅ…」
ワンダー「どうしました?」
隊長「いや、ツアー旅行って飯美味しくない傾向があってだな。それもほっさん曰くバルト三国はあまり美味しくないという噂があるみたいで…」
バルザック「腹空いているし何食べても美味しいと思うよ。」
添乗員「今日のランチはリトアニアのトラカイ地方の名物キビナイです。羊肉のひき肉が詰まったパンで、とても美味しいですよ~。」
ワンダー「美味しいみたいですよ。」
隊長「食べるまで美味しいとは認めん!!」


前菜はサラダ。

隊長「う、うまい!」


メインの名物料理キビナイ。餃子型のパンの中にはひき肉が詰まっていてサクサクホクホクで美味しかったです。

隊長「美味いいいいい!!!!」

ランチが終わり、ヴィリニュスに戻ると午後の観光が始まる。まず命のビザで有名な杉原千畝さんの記念碑がある杉原桜公園に向かった。実は杉原さんが大戦中にユダヤ人に対して発行したビザを書いた場所がリトアニアなのである。


杉原千畝の記念碑。記念碑の周りには桜の木が植えられており、咲くのは5月ごろと遅め。見られなかったのは残念だが咲きかけの可愛らしい蕾が見れました。明日の観光で旧日本領事館に行くことになっている。


ソ連から解放されたのを象徴して建てられた自由の女神。

次に聖ペテロ・パウロ教会


聖ペテロ・パウロ教会の正面。バルト三国の宗教は、大昔は自然崇拝でその後にカトリック教。
プロテスタントができると少数が改宗するがソ連併合時にロシア教会になる。
独立した後はカトリック、プロテスタントに戻っている。現在はカトリックが大半、プロテスタントとロシア正教となる。


内部は漆でできた白い空間で神秘的。沢山の像が飾られている。

まっちゃす&まえやん「す、すごい…… ←ヨーロッパの教会初めて」」

そしてヴィリニュスの大目玉であるヴィリニュス大聖堂


この大聖堂はゴシック様式、ルネサンス様式、バロック様式と時代とともに様々な様式で増改築している。写真右側が鐘塔で真下に城壁跡がある。


大聖堂の中にある祭壇で、ここで礼拝をする。聖ペテロ・パウロ教会同様に白が明るく、そして神秘的な空間を作っている。


ここも礼拝するところだが同時にリトアニアの聖人であるカジミエルのお墓でもあるそうです。
写真真ん中の銀色の絵には聖カジミエルの絵が描かれているが、手をよく見ると3つある。
これは何かを意味しているのではなく画家が消そうとしたが消せず(または消したが現れた?)に残ってしまったそうです。


大聖堂前の広場にある謎の足跡。
ついつい足で踏みたくなるが、これはソ連から独立する運動である人間の鎖の起点となった場所。
リトアニアのヴィリニュス、ラトビアのリガ、エストニアのタリンまで人同士が手を繋いで並んだそうです。
距離にして約600㎞で参加数は200万と独立に対する思いが伝わります。

聖ペテロ・パウロ教会とヴィリニュス大聖堂で神の御威光は浴びたカジノバ一同は旧市街を散策。添乗員曰く、リトアニアの名物菓子シャコティスが売っているとのこと。


白、オレンジ色の壁に茶色の屋根、石畳の道路という可愛らしい旧市街。


リトアニアの名物菓子であるシャコティス。菓子という言葉に食らいついた隊長の号令もと、捜索すること僅か3分で発見。神の御威光を浴びたおかげか?


土産に売っていた絵。あとで知るがバルト三国に売っている人形や絵の顔が、
・u・ か θ・θ なのだ。

無事、シャコティスをゲットしホテル(今回は2連泊を3回と楽ちん)に帰還したカジノバ一同。昨日のイタリアン料理、ランチが美味しいこともあり夕飯も楽しみである。


ホテルに帰る途中で寄った夜明けの門の礼拝堂から撮影した道。この道沿いにイタリアンレストランとホテルがある。


楽しみだった夕飯の前菜はスープ。


ホワイトソースの白身魚のグリル。


デザートはチーズケーキ。

えっ?お味はもちろん…
カジノバ一同「「美味い!」」



次回もお楽しみに!!