第3回 フランス周遊☆カジノバオリジナルツアー~ノルマンディー、モン・サン=ミシェル上陸作戦~

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今回はバルザックがコラムを書いていきます。
さて私にとってフランス旅行といえばフランス料理、歴史が真っ先に思いつきます。朝食でクロワッサンにかぶりついてフランス料理?を堪能するとして歴史で堪能するものといえば何だろうと考える。
知っているものといえばフランスの国民的ヒロインであるジャンヌダルクの聖地やモンサンミッシェル、ヴェルサイユ宮殿くらいである。
他に思いつかなかった矢先、ここで隊長が「フランスといえばノルマンディでしょ!」
と張り切っているのを聞いて思い出した。

バルザック「あったじゃないか!!」

そんなわけでノルマンディ地方に我々は足を進めた。

さんさんと照りつく太陽、ビーチに響く波音、そして美しい水着姿の女性…ではなく野砲に対空砲が鎮座しているノルマンディ上陸博物館に到着。

長距離運転で疲れているにも関わらず早速、野砲にまたがり周りの人たちに笑いを届ける
自称“現地の優しいドライバー”RJ 。さすがカジノバきってのエンターテイナー、芸能人に迫る勢いである。


そこに跨ったら排莢時にアツアツの薬莢が股間に命中しちゃうぞ。


野砲がおもてなしするよ

笑いのサービスを提供したあと早速入館。関係者か一部の物好きしか来ないだろうと思っていたが天気が良いこともあってか館内は混雑。おしくらまんじゅうの状態で銃や服、勲章や模型などの展示物をみる。


なぜ日本のお札が展示されているのだ?


オック岬のトーチカ群かな?


爆発しないよね?

展示物を見たら上映室に入り動画による解説が始まる。端末型日本語翻訳機があるので外国語分からない人も安心。
内容としてアロマンシュは上陸後に進行する部隊の物資を揚陸するための人工港が作られたとのこと。おおまかな工程は不要となった船を沈めて基礎を作り、コンクリの箱を繋ぎ合わせて防波堤や陸までの道を作るといった感じだ。相変わらず連合軍はやることがすごい。

さて記念館をあとに次の目的地であり今回の取材旅行のメインの1つでもあるモン・サン=ミシェルに向かう。

アロマンシュからの128kmの道のりを1時間半くらいかけてモン・サン=ミシェル近くの駐車場に到着。フランスの高速道路の制限速度が日本よりも緩いため予想よりも早めに着いた感じである。それとも“現地の優しいドライバー”のスキル故か・・・?

駐車場からモン・サン=ミシェルまで行くにはバスに乗って橋を渡るのだが、このバスの運転席が前と後に2つあるというユニークな形をしているのに驚いた。バスは10分~20分くらいの間隔で来るので、そこまで待てなくていいのと無料で乗れるのが嬉しいポイントである。


前と後ろに運転席がある変わったバス。

橋を渡りバスを降りるとデカデカとモン・サン=ミシェルが見える。
城門の中に入ると中は中世の村でファンタジー世界が好きな人には興奮間違いなしだろう。大通りの両サイドにはお土産など様々な店が開いている。


島にそびえ立つ修道院と教会、そして頂に降臨するミカエル様。


活気に溢れるモン・サン=ミシェル内の大通り。

現地ガイドと合流するまで時間があったため腹空かしている隊長の号令の下、モン・サン=ミシェルで有名な卵料理店に突撃。
事前に知り合いから2時間くらい待たされるのと、並ぶわりに美味しくないという情報を入手していた自分は不安で一杯だったがお昼時を過ぎていたのと、隊長の「俺は何時間でも待つ!」という覚悟に感銘したスタッフが融通してくれたおかげか10分くらいで入ることが出来た。
メニューはコースになっており前菜とメインを選ぶようである。前菜ではオニオンスープ、サーモンサラダ、フォアグラ。メインに卵料理を選んだ。
塩気のある柔らかい卵料理やサーモンサラダも美味しかったが、特別美味しかったのがフォアグラである。


モン・サン=ミシェルで有名な卵料理店





前菜の一つであるサーモンのサラダ


メインの卵料理。お皿を振ると卵が揺れるくらい柔らかい。

美味しい卵料理を堪能したら現地ガイドと合流してモン・サン=ミシェルの観光を開始。
大通りは混んでいたため城壁沿いに歩いていき、修道院の入口に向かう。


城壁から修道院まで続く大通りを見下ろすとカーブを描いているのがわかる。


城壁の上までカフェやお土産屋さんが展開してカジノバ一同を迎える。
大通りのお土産屋さんをスルーしても抜かりなし。


城壁からみた引き潮の時のサン・マロ湾。


修道院の入口まで続く階段。足がガクガクで少し休k…おっとミカエル様が見ている。

修道院の入口に着くと早速入場。


チケット売り場で悪い者がいないか監視するミカエル様。

内部は大きく分けて下部分が展示場所に増築された軍事施設など、上部分に修道院と教会の二段構造となっている。展示場ではモン・サン=ミシェルがどのように建てられたかの模型がある。


最初は山の上に小さな教会が建っているだけ。


教会が拡張されて身廊が増築された。この頃から現在の修道院の面影がわかる。また下のほうには村が建てられた。


教会に加えて修道院も増築された。さらに村が拡張され、城壁も建築された。


現在のモン・サン=ミシェルになった。


展示場を抜けると増築部分と教会の間にある長い階段が出迎える。修行は厳しい…

階段を上りきると教会の入口に到着。


修道院の壁に無数の穴が…


無数の穴はこの彫刻がはめ込まれていた跡のようだ。

中に入ると立派な身廊と祭壇、そしてミカエル様の威光がヘトヘトなカジノバ一同を襲う。
心身共に浄化されるバルザック「………」

天を突き抜けるほど高い天井。


床に空いた窓。あそこから下にいる巡礼者に光を照らしたみたいです。

教会で浄化された後、下に降りて増築された部分を見て回る。


内部は某魔法学校のような雰囲気で、ワクワクしました。


荷物を下に降ろす時に利用したそうです。


教会の隣にある中庭。よーく見ると隠れミッキーが…

一通り見終わるとRJが何やらそわそわしていた。
バルザック「どうしたの?」
RJ「実はこういうものがあってね…」とパンフレットを見せてきた。
ワンダー「おお…かっこいいね」
ホラフーキ「ちょっとしたお土産に良いね~」
バルザック「!?」

なんとフランスの観光名所には2ユーロで買える記念コインが自動販売機で売っているというのだ。モン・サン=ミシェルの記念コインも絵柄が良く、日本人特有のコレクター魂に火がついた。
ガイドさん「チケット売り場に自動販売機が…」
燃えに燃えるコレクター魂に疲れも消し飛び全力でチケット売り場のお土産屋さんのところに戻る。

RJ「あった!??そんなぁ…」
自動販売機に張り付けられた売り切れの紙に愕然。ミカエル様は微笑まなかったか。
ガイドさん「たしか大通りの城門近くのお土産屋さんにも…」
急いで大通りを下り、目的のお土産屋さんに直行。


道中のお土産屋さんの誘惑に耐えるという最後の試練。

RJ&バルザック「……」
自動販売機に張り付けられた売り切れの紙に撃沈。二度もミカエル様にそっぽ向かれた模様。ガイドさんと別れた後、城門の外に出ると目の前に馬車を発見。気を晴らそうと馬車に乗れるか聞いてみたものの「無理」の一言だった。結局、気分も天気も晴れることもなくOrz状態でトボトボとパセレル橋を渡った先にあるホテルLe Relais Saint-Michelに向かうのであった。


馬にもそっぽ向かれる。


宿泊するホテルLe Relais Saint-Michel。モン・サン=ミシェルの近くにあり、名物の卵料理も出てくる。

このホテル、意外なことに日本人観光客が沢山宿泊している。そのためなのか玄関にフランスの他に日本の国旗も飾ってある。


前菜の卵料理。モン・サン=ミシェルの卵料理と比べると機械で泡立てした感じで味ともにイマイチ。


メインは羊の肉に人参を挟んだポテト。癖もなく、とてもおいしかった。


デザートはリンゴ?のパイ。


部屋は1階にシャワー室、トイレ、ベッドルーム。二階にも個室でベッドルームとシャワー室、トイレがある驚きの二階建て。


二階の個室にあるベッドルーム。


なんとベランダからはライトアップされたモン・サン=ミシェルが見えて、思わず見入ってしまった。

隊長「いい写真撮れたかな~」
RJ「必ず記念コインを手に入れる!」
ワンダー「お休み…」
ほっさん「さぁ~今夜も飲むぞぉ」
ホラフーキ「ほっさん、また飲むんですか~」
バルザック「早朝に再度アタックするぞ!」

綺麗なモン・サン=ミシェルを眺めながら各々決心するのであった。

次回に続く...