第6回 八十八ヶ所仏頼みツアー 石手寺~延命寺

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お遍路の旅 その6





……深夜2時に帰ってきたRJとぺぃ。

ぴぃ~はというとお部屋で水曜どうでしょうの再放送を見ていました。

※四国八十八ヵ所IIという何ともタイムリーな企画



テッカテカに血色がよい二人に何があったのかは僕にはわかりませんが

26:30頃には3人とも就寝。。。



そして、朝6:30起床!!

睡眠時間はわずか4時間!!

スーツケースからぶちまけたものを元通りにスーツケースに戻し、

お遍路スタイルに着替えいつでも出られる状態へ!!

その後、朝食!!

出発は7:30!!



美しかった椿館…楽しかった道後温泉…。

いつの日かお遍路抜きでお伺いしたい素敵な所でした。



…楽しい時間はすぐ過ぎるもので我々はまた、時間に追われてお遍路の旅へ向かうのです。

今回もまたぴぃ~がコラムを担当致します。



46ヶ寺 第五十一番 石手寺(いしてじ)



まずはじめは道後温泉駅から1km程の場所にある石手寺。

この石手寺の名前の由来は衛門三郎(えもんさぶろう)の伝説からきています。

※衛門三郎が亡くなった時に弘法太子が「衛門三郎再来」と記した石を握らせたのですが、

 ここで生まれた子がなんとその石を握っていたという……



実は初日にMATSUさんから衛門三郎の伝説を聞かされており、

なんとその伝説が四国お遍路の始まりとしても広く知られているらしいのです。



つまり、お遍路をするうえでかなり重要なエピソードなのです…。



さて、最初の般若心経を終えた我ら。

次に、隊長が以前購入した"ある"ものを見に行きます。

仏壇で使用するものらしいのですがいったい何でしょうか?



寄り道 棕櫚(シュロ)(天然)仏壇おみがきはけ





売り文句は「100年使える」。

そして、「このあたりのはけは全部うちが作った物です」と自信たっぷり。

隊長が購入してみたところ品質は間違いなく使い心地もかなり良かったらしく、

隊長がしきりに「君らもぜひ」「ここでしか買えない」と言うので

僕は両親へのプレゼントとして棕櫚でできた"はけ"と短めの"はけ"を2点購入。

PCのキーボードの掃除にも使えるらしいです。

ぺぃやRJも隊長に言われるがままに購入。



……隊長は営業上手です。



47ヶ寺 第五十番 繁多寺(はんたじ)



景観が美しい繁多寺。

景観樹林保護地域にも指定されており、桜や秋の紅葉の名所らしいです。

“らしい”と言っちゃってるのはちょうど時期が夏だったため季節的には若干外していて最高の景観を見損ねたため。

春や秋に訪れるのが良さそうです。



48ヶ寺 第四十九番 浄土寺(じょうどじ)



49ヶ寺 第四十八番 西林寺(さいりんじ)



八坂寺にもあった閻魔堂がここにもあるらしいです。



50ヶ寺 第四十四番 大宝寺(だいほうじ)



大寶寺なのに大寶堂にはお宝は眠っていない模様。

この大宝寺、縁結びのお寺として有名です。



というわけでぴぃ~とぺぃはいい加減に結婚相手がほしいので縁結びのお守りを購入。

お守りは木箱に入っているのとサラピンのがあったのですが、

それに気づいたお店のお母さんはお店中かき回して木箱を探してくれました。



さて、購入して気付いたのですがこのお守り2個でセットになっておりどうやら二人で分けるタイプらしいのです。

結局自力で相手を探さなければいけないですね……。



51ヶ寺 第四十五番 岩屋寺(いわやじ)



来ました。中盤の難所。

ここは階段が約266段あり、

最急勾配は8度の坂を登らないといけないのです。


「住み続けたい…天空の里」って誰が言ったの....。
徒歩20分……やるしかないッ!

ぺぃ「俺は死んだと思って先に行ってくれ。

ぴぃ~「ばかやろう!!おまえを置いて先にいけるか!」

RJ「仕方ない。三人でゆっくり行こう。



ぴぃ~「三人・・・?

ぺい「三人!?」

RJ「あッ!?」



隊長「おーい。待ってくれー!」



お大師様(金剛杖)をふんだんに活用している隊長が

100段くらい下で叫んでいるのが微かに聞こえた...。



仕方なく隊長を支えつつ登り始めるカジノバ。

途中で大判焼きを注文すると「降りてきた時には出来上がってるよ」との事。

ちょっぴり便利なシステムですね。


入口。門の奥に見える階段がやる気をそぎます。


どこまでも続くかのような道。


お年寄りのグループともすれ違いましたが皆元気です


見えてきたのは断崖絶壁と岩屋寺

途中でリス達と戯れながら登るカジノバはなんとか岩屋寺へ。

※リスがすばしっこいため写真におさめ損ねました…残念!

全員グロッキーで般若心経もままならなかったのは言うまでもない。



くだりはとても楽でした。

降りるときの景色は木々に囲まれているので決して素晴らしいわけではありませんが、

鳥のさえずりを聞きながら山を歩くのもまた一興。



そして、なんとか岩屋寺の参拝を終えた我々を迎えてくれたのは大判焼き屋のお母さん。


売店みやまさん

「お疲れ様」と差し出してきたのはホッカホカの大判焼き。

よもぎ入りで若草色に染まった大判焼きの香りとあんこの甘さで疲れはばっちり吹っ飛んじゃいました。

岩屋寺にお立ち寄りの際はぜひお買い求めください。





昼食 うどん茶屋 北斗



大判焼きを食べてからのお昼です。

こういうことばっかりしてるからお腹が出るのでしょう。



北斗さんは四国で展開しているチェーン店らしく、お吸い物が100円増しでうどんに変更できます。

そんな素晴らしい提案を受けたら……もちろん全員うどんに変更ですよ。

そして、隊長は夏のおすすめメニューでうな丼かうな重かで迷っている様子。

ここは隊長のおごりでいただくことになりそう(ごちそうさまです)なので

自分の欲望を満たしつつお値段控えめの「ステーキ&唐揚げ定食 \1,230」をチョイス!

※この当時は抑えたつもりでしたがちっとも控えていませんでした……いい値段しますね



「ステーキ&唐揚げ定食」は北斗さんの中でも3店限定メニューらしく、

気合いが入っているためかボリュームもありデブにはもってこいでした。



かたや隊長ですが、悩んで決めたうな丼セットは小ぶりのうなぎだったため

テンション下げ下げらしく早速次食べるものを考えているようです。

※この後のタクシーでしきりに「リンガーハットのちゃんぽん麺」について語っていたのは言うまでもない



寄り道 松山城(遠景)

現在、松山市。



MATSU「次のお寺に行くまでに松山城を遠巻きに見ることができますよ!」

隊長「いいですねぇ~!ぴぃ~や、コラムにあげるのにぴったりな素材ですよ!」

ぴぃ~「へへへ…。そうでやんすね…。」

MATSU「ばっちりビシャーっと決まる写真が撮れますから任せてください!」



コラムのネタが切れるとえらいこっちゃなのでそういうものには余す事なく喰らいつくカジノバ。

街中から見えるらしいのでマイ一眼レフにおさめるためタクシーのど真ん中に前傾姿勢で陣取り撮影開始。

ところがさすがに遠すぎるためかうまく撮ることができません…。



以下、MATSUさんとカジノバの松山城奮闘記録です。









すでに10分程経過……。

提案したMATSUさんからも焦りが見え始める。



MATSU「…やはり街からだとバッチリ見えないですね。いいロケーション探してみます!!」

カジノバ「ありがとうございます!!」



合わせて松山郵便局でこの期間だけ限定の切手が手に入る(ネットでは完売)とのことで隊長のお願いで郵便局へもよることに。



ぺぃ「おい。お前の腕が悪いから松山城が写らんだろうが」

ぴぃ~「馬鹿なことを…。俺の腕は完ぺきよ。だがこのままじゃ松山城に討ち入りしないと綺麗に撮れんぞ…」

ぺぃ「本当よ。なんとか丸く収められるいいポイントはないもんk….」

ぴぃ~・ぺぃ「アッー!!」



…用事を済ませてタクシーへ戻ったカジノバ。



MATSU「ほんじゃ行きまっせ!!松山城に討ち入りする覚悟ですわ!!やったりまっせ!!!」

ぺぃ「MATSUさん…。もういいんですよ。」

MATSU「で、でもまだ松山城が……」

ぴぃ~「MATSUさん…。見てください。」

MATSU「…あ…あぁ…あああああ……。」



MATSU「完璧ですやん!」

ぴぃ~「MATSUさんが僕たちを松山城に連れてきてくれたんです。」

ぺぃ「これ以上ない最高のロケーションですよ。」



……ええはなしや……。



街中からの松山城はちっちゃく見えるのですが

きっと山の木々が郵便ポストのように赤く染まるころになればバッチリ見えるのでしょう。

秋~冬の松山城、ぜひ見てみたいですね。



52ヶ寺 第五十二番 太山寺(たいさんじ)



手前でローラーに手をついているのはぺぃです。

こちらの車輪にはお経が書いてあり念じながら転がすと

お経を唱えたことになるすぐれもの!!



もちろん隊長がそれで許すはずもなくこの後般若心経を唱えました。



53ヶ寺 第五十三番 円明寺(えんみょうじ)



岩屋寺で出会った方々もたくさんいます。

お寺の順番を効率重視で回っているのですがどこのグループもそのようにしているのですね。

※45番・岩屋寺 → 53番・円明寺



ちなみにこうなってしまうと献灯所は場所の取り合いでうまくやらないとなかなかロウソクを置けませんし、

線香に火をつけてから人にぶつからないようにするのがやっとです。

さらに般若心経の声が団体の方が大きいためペースが狂ってしまいます。

ですので少人数の場合はできる限り団体様を避けて行った方がよいでしょう。。。



54ヶ寺 第五十四番 延命寺(えんめいじ)



五十三番・円明寺と読みが若干かぶっていますが明治までは同じ漢字だったようです。

「53:えんみょう、54:えんめい」ですのでお間違いなく。



寄り道 来島海峡大橋



愛媛~広島間を結ぶ来島海峡大橋。

バリィさんの頭の上についているティアラ(クラウン?)は実はこの橋。

「行ってみよう!えひめ感動の地20選」の中でも第1位(※)になっているだけあり、

※近くの石碑にそう書いてありました

非常に大きく見ごたえがあります。

夜間はライトアップされて最高にロマンティックで旅気分もグッと盛り上がるのでしょうが

今回はメンズ4名...あまりロマンティックになっても……ね。

というわけで近くにあるバリィさんショップでお土産グッズを購入し、本日の冒険はこれにて終了!



本日の御宿 今治国際ホテル



巨大な建物が場違いにそびえたちどよめくカジノバ。



カジノバ「(まさかあれじゃないよな…)」

MATSU「お疲れさんです。本日の御宿、今治国際ホテルです」

カジノバ「えぇっ?!」



これはまた…。

ここ最近贅沢続きで何か申し訳なさすら感じます。



入口でバリィさんがお出迎え。

ホテルの名前が偉そうだったので期待していましたがこれほどまでとは。



部屋の中もベラージオに帰ってきたかと思うようなレイアウト。

どこか懐かしさすら覚えます。





ただ一つ、残念ながら今までのホテルとは違い大浴場・温泉は無いため

部屋についている風呂を使うことになるとの事です…

….が!部屋にあるタオルは全てあの今治タオル!!

徹底した品質管理が行われており汗や水分を素早く吸収し柔らかふんわりの素晴らしいタオルです。



ちなみにロビーでは今治タオルが販売されており、

ホテルを出てすぐ左手にも「今治タオル 今治国際ホテル店」があるので御土産にぴったりです。

※今治国際ホテル店は9:00~19:00と営業時間が短いのでご注意

また、タオルだけでなく今治タオルのマフラーも売っていたので購入!

うまく使って御洒落に決めようと思います。

さらっと薄いので色違い2枚重ねでコーディネートするのもいいみたいですよ!

今治タオル公式サイト



夕食 今治国際ホテル内中国料理「龍宮」









さて、ホテルでの夕食は「和・洋・中」を選べるとの事だったのでうどん続きだった我々は中華に決定。

バンバンジーが美味くてエビがぷりっぷりでチャーハンがサラっサラで

うどんもいいけれどたまにはこういう贅沢中華も……いいね!



寄り道 UNIQLO

…旅の間はどうしても衣類が制限されてしまいます。



ですから現地調達派の僕の場合荷物を少なめにおさえるのでパンツは既に2周目を終えて3周目に差し掛かる寸前。

僕もうんざりですし、パンツの方も「また君か!」と言わんばかりにぐったりしています。



......こんな生活から解放される時がついにやってきました。

お遍路の強い味方UNIQLO。全員で御邪魔してきました。



今季の主力製品AIRismは汗を素早く吸収・拡散して着心地がよくニオイもつきづらいとの事。

RJのインナーはAIRismで宿についたら洗って干して翌日には「クール+ドライ」…。

ぺぃのステテコはAIRismで部屋でも外でもアクティブに動いて「着心地ゼロ」…。

というわけでぴぃ~はインナーとパンツとステテコと靴下のフル装備購入致しました。

カジノバも着用しているAIRism。お遍路にぴったりのアイテムです。



御夜食 鉄火鳥

UNIQLOで防御力がアップしたカジノバ。

この後はぐっすり寝る予定でしたが…隊長は見つけてしまったのです。



…焼き鳥屋さんを。



今治といえばバリィさんですがどうやら地鳥も売り出していきたいようです。

この日は鉄火鳥さんでビールをあおり、鳥を喰らいながら、

深夜23時まで「仕事」や「お遍路」、「この世界の原理/真理」、「バリィさん」について語り明かしたのである。。。



お遍路って……意外といいもんですね……。



次回もお楽しみに!