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   犬も歩けば、カシノに当たる - 第1回 ココなら、許される。  
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第1回 ココなら、許される。

     

同性結婚、安楽死、マリファナ、そして売春までもが合法化された国、オランダ。世界でも稀にみるリベラル志向がこの国に芽吹いたのは、1960〜70年代のことだ。そんな時代の流れに、それまでタブーだったオランダのギャンブル事情も大きく変わった。1976年、国内初のカジノがオープンして、違法行為のギャンブルも、ここでなら合法的に楽しめるようになったのだ。

後に『ホランドカシノ』と名づけられた、この官営カジノ。オランダの主要都市に進出して、いまや全国に12店を数えるまでになった。西は、第一号店のザンドフォールトに、アムステルダム、ロッテルダム、そして、日本で「スケベニンゲン海岸」の通り名をもつ(?)シュケーフェニンゲン。中部はユトレヒトとナイメーヘン、東はエンシュカデー。北はフローニンゲンから、南はフィリップスの故郷アイントホーフェン、ブレダ、ファルケンブルフまで。つまり、オランダのどこにいても、ホランドカジノへ遊びにいける、というわけだ。

  ホランドカシノでゲーム機最多を誇る、アムステルダム店

<ホランドカシノでゲーム機最多を誇る、アムステルダム店>

     

…と、ここで、まだ1軒足りないことに気づいたあなたは、ギャンブルの素質があるかもしれない。そう、ヨーロッパを旅する人なら一度は通り過ぎる、シュキポール国際空港の中にも、小粒ながらホランドカシノがオープンしているのだ。余ったユーロを使い切るつもりが、かえって増えてしまっても、きっと悪い気はしないはず。

では、ホランドカシノへ行くときに知っておいてほしいことを、いくつかご紹介しよう。まずは年齢制限。18歳未満の人は入場できないので要注意。そしてドレスコード。ネクタイやジャケットは必要ないが、ジャージなどのスポーツウェア、スニーカーはやめておこう。また、不正や危険行為を防止するため、電子機器や手荷物は、クロークへ預けなくてはいけない。ハイテク機器に身をかためていると、入り口で丸裸にされてしまうかも?

ジャックポットの女神はあなたに微笑むか?

<ジャックポットの女神はあなたに微笑むか?>

 

ちなみに、携帯電話はポケットに入れたままでOK。使用するときだけ、指定の“コーリング・ポイント”へ移動すればいい。「でも、スロットマシーンの前に座っているときに電話がかかってきたらどうするの?」というあなた。どうぞご心配なく。フロアスタッフに頼めば、10分間だけ、あなたのラッキーマシーンをキープしてくれる仕組みになっているのだ。席を離れる回数に上限はなし。トイレに行きたい、飲み物を取りに行きたい、でも友達は他のゲームで取り込み中…そんなときにも、このサービスを大いに活用しよう。

ほかにも知っておくと役立つルールがあるので、プレイ前には、入り口に表示されたハウスルールを、ざっとチェックしておくことをお勧めする。さぁ、準備ができたら、いざ出陣!


※オランダ語で「s」は常にサ行の発音。Casinoもカジノではなく「カシノ」になります。そこで、本コラムでも「カシノ」と表記しております。

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