スコットランド高地の遺跡でギャンブルに使われた300年前のコインが発見

投稿日時： 2023/10/12 00:00

　17世紀のスコットランドの高地では、カードゲームやサイコロゲーム、さらには馬を賭けたギャンブルが娯楽として人気を博していました。それから300年以上経った今、スコットランドの考古学者が、そのゲームに使われていた可能性のあるコインの一部を発見しました。

　Glasgow大学は、スコットランド高地にある民家を調査したところ、36枚のコインが入った壺を発見したと発表しました。その壺は、1646年から1692年までMacDonald一族を統治していた人がかつて所有していた家の暖炉の下に、意図的に埋められたものであったそうです。考古学者たちは、コインのすべてが1690年より前のものであるとを判断しました。1692年に一族は奇襲攻撃で虐殺されたため、これは衝撃的な手がかりとなります。

　当時のスコットランド人はギャンブルを含むさまざまな種類のゲームをしていた証拠があります。スコットランド高地には独自の伝統的な賭けの習慣があり、地元のイベントやフェア、集会と結びついていました。ケイバー投げ、綱引き、ストーン・プットなど、さまざまな体力勝負が行われ、観客も参加者も同様に競技者に賭けをし、競技にさらなる競争と娯楽性を加えていました。このようなイベントの中で行われるレースや競技に賭けることは、ごく当たり前のことだったようです。

引用元： Casino.org