フォックスウッズのカジノ全容

フォックスウッズは世界最大のカジノだけに、そのカジノ・フロアは壮観のひとこと。大きく分けてグランド・ピーコットタワー・カジノ、レインメーカー・カジノ、グレート・シーザー・カジノの三つの中にトータル六ヶ所のカジノ・フロアが点在している。

それぞれにスロット・マシーン（機種により最低賭け金は25セントから$5まで。旧式の手で引くバー式も多い）は並んでいるが、もっとも大きなホテルであるグランド・ピーコットタワー内のカジノには、キノ専用ラウンジがある。誰でも気軽に楽しむことができるキノだけに、女性やお年寄りにも人気があるコーナーだ。このグランド・ピーコットタワーの25階には、エクスクルーシブなカジノ・フロアがある。名付けてスターギャザー・カジノ。ここはまさにお金持ち専用のプライベート・カジノ。撮影は一切禁止の特別ルームだ。豪華な装飾と絨毯が施された静かな室内で、破格のベッティングが終日繰り広げられている。

＜ビンゴ・ホールの壮観な光景＞

レインメーカー・カジノには、ノン・スモーキングのゲーム・テーブルが所狭しと並んでいる。基本的にスモーカー天国のこのカジノにおいて、禁煙テーブルは珍しい。ポーカー専用のポーカー・ルームやキノのスペースもあり、このフロアはスロット・マシーンよりも、テーブル中心となっている。このフロアで興味深いのが、全米の競馬、ハーネス・レースそしてグレイハウンド（ドッグ・レース）のベッティングが可能なウルティメット・レースブックだ。巨大な劇場型スクリーンでは、各地のレース内容とオッズを一挙に見ることができる。高解像度のテーブル・スクリーンでレースを見ながら12ある窓口で馬券を購入する。各地の出走表プログラムを入手して座席につくか、あるいは併設のスポーツ・バーで一杯やりながら、ベッティングを楽しむこともできる。

そしてここレインメーカー・カジノの圧巻は、世界最大のビンゴ・フロア。なんとその座席数は3,200。写真でも分かるように、平面でこれだけの座席数が人で埋まっている光景は壮観だ。簡単なゲームだけに女性やお年寄りが多い。誰もが真剣にアナウンスに耳を傾け、手もとのカードに目をやっている。静かなる熱い闘いが繰り広げられているのだ。