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   犬も歩けば、カシノに当たる - 第2回 カシノとカシノを比べてみれば。  
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第2回 カシノとカシノを比べてみれば。

     

オランダ国内で唯一合法にギャンブルができる、官営『ホランドカシノ』。九州と同じくらいの大きさの国土に、全国チェーンでカシノが12店あるというのだから、オランダのカシノ密度の高さがよくお分かりいただけるだろう。実は、さらにもう2店増やす計画もあるそうだ。

全国チェーンカシノのメリットは、どの町で遊びにいっても、同じタイプのゲームやサービスが楽しめること。アメリカン・ルーレット、プントバンコ、ブラックジャック、ビッグウィール、カリビアン・スタッドポーカー、そしてもちろん、いつの時代も人気のスロットマシーンなどなど、カシノゲームの王道が一通り揃っている。

初心者から経験豊かなギャンブラー、小額プレイヤーから高額プレイヤーまで、誰もが満足できるようにアレンジされているのも、各店共通だ。初心者はスタッフからルール説明をしてもらえるだけでなく、ブラックジャックやアメリカンルーレットに、掛け金1ユーロでトライすることができる(空港店を除く)。また、バジェットプレイヤーでも気軽に遊べるスロットマシーンは、これまでの5ユーロセント台に加えて、2ユーロセント(約2.5円)台が新たに導入された。ルーレットやポーカーなどは、小額プレイヤーと高額プレイヤーのテーブルが区別されていて、高額プレイヤーには別室を用意している店もある。首都圏や国境近くのカシノだと、お客の顔ぶれも国際色豊かなので、小額テーブルにはオランダ人がはりつき、高額テーブルには外国人が陣取っている、なんていう光景が見られるかもしれない。

  一見カシノとは思えない、粛々とした佇まいのブレダ店

<一見カシノとは思えない、粛々とした佇まいのブレダ店>

ブレダ店の地下にある「ダウンタウン」は、ヒップなカジノスポット。土曜夜8時〜午前3時限定でオープン。

<ブレダ店の地下にある「ダウンタウン」は、ヒップなカジノスポット。
土曜夜8時〜午前3時限定でオープン。>

  修道院当時の壁を眺めながら、ワイングラスを傾ける。

<修道院当時の壁を眺めながら、ワイングラスを傾ける。>

     

一方、『ホランドカシノ』各店の個性は、そのロケーションにある。ヨーロッパ最大の規模を誇るブレダ店は、かつての修道院の内部を改造して使用しているため、外観は取り澄ました顔をしているが、中に入ってみると、ワイルドでモダンなカシノルームたちに出迎えられる。シュケーフェニンゲン店は、海岸の町をイメージして、巨大なクルーズ船をかたどったビルだ。陸に突如現れた船という感じで、なかなかの迫力。入り口は出発ホールをイメージした作りになっていて、各カシノルームへとエスカレーターが伸びている。老舗のザンドフォールト店は、器そのものにはあまり特徴がないが、北海に面しているので、カシノからの眺めは抜群。やはり夕暮れ時が狙い目だろう。

しかし、ギャンブルの本来の目的を思えば、カシノ選びは原点に戻る。ずばり、ジャックポットが出る確率だ。これまでのところ、シュケーフェニンゲンが2年で5回ヒットして、『ホランドカシノ』のトップを走っていたが、2005年4月に、アイントホーフェンが2年で6度目のジャックポットを出して、記録を塗り替えた。幸運が転がり込んだのは、アムス在住の男性。彼は一晩にして345,000ユーロ(約4,600万円)を手に入れた。税金はかからないので、満額お持ち帰りである。あなたもオランダに来たら、アイントホーフェンまで足を伸ばしてみては?

ダンスフロアを思わせるエントリーホール

<ダンスフロアを思わせるエントリーホール>

  シュールな雰囲気漂うカジノホール

<シュールな雰囲気漂うカジノホール>

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