ラスベガスの観光産業、回復の兆し

投稿日時： 2021/06/02 12:02

　AP通信によると2021年3月のネバダ州全体のカジノによる利益は、10億ドルに達し、コロナ以前のレベルにまで回復したそうです。
　カジノだけではなく、コンベンション関係の来訪者も220万人と去年に比べると150万人も増加しました。マッカラン国際空港の利用者数も2月の約160万人から3月には約260万人まで増加しました。

　こうした中、ネバダ州のスティーブ・シソラック知事は、3月15日に州全体で施設の入場制限を35%から50%に緩和しました。6月1日をめどにマクス着用を除く規制をすべて解除する方針のようです。
　ラスベガス屈指の人気を誇るシルクドソレイユの各ショーの公演再開スケジュールも「ミスティア」を6月28日から、「Oショー」を7月1日から公演再開すると発表しました。
　「ラブ」、「マイケルジャクソン・ワン」、「KA」は再開の時期を検討とのことです。

　一方、ワクチンではネバダ州のワクチン接種率は州人口の32％と全州平均の36％と比べると低めです。
　また、既に許可が下りているファイザー製、モデルナ製、J＆J製のうちJ＆J製ワクチン接種後に血栓が発生したことで4月13日で一時停止を勧告したこともあり、楽観視はできない状況です。