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   花の都、巴里旅行記 - 聖地モン・サン=ミシェル  
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モン・サン=ミシェルへ


 
 

フランス西海岸、サン・マロ湾上に浮かぶ小島に築かれた修道院。

今回のパリ旅行最終日はここ数年一押しされているモン・サン=ミシェルへ。

海の中に佇むきれいな景観は有名になりましたね。

パリからTGV(高速列車)とバスを乗り継いで行くルートもるけどチョ〜面倒臭いってことで

今回は日帰りバスツアーを頼みました。

フランスの北部への長旅で片道4時間半の移動です。

カトリックの巡礼地のひとつであり「西洋の驚異」と称され、

1979年「モン・サン=ミシェルとその湾」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に指定されました。

 
 
 

ノルマンディ地方・ルーアン港


 
 

AM7:00にパリ(ルーブル近く)をツアーバスで出発。

ツアー客は50名位いたけど、大型バス2台に分乗したので結構ゆったりとして良い感じ。

パリに住み着いて20数年ずっとガイドしてるっていう弾丸トークのおっちゃんの2号車に乗りました。

よく息が続くなぁ〜(関心)と思う位喋りまくり。仕事熱心なんだろぅね。

出発して30分、昨日行ったベルサイユの森をハイウェイで横切り、ノルマンディへ進んで行く。

この『ノルマンディ』の語源についてガイドさんの弾丸トークが約2時間。話を端折って要約すると・・・

冬の時期、海が凍って思うように活動出来ない北欧のバイキングが、

やや温暖で冬期も海が凍らないフランス北部の幾つかの港に略奪目的に度々襲撃しに来ていた。

この地域はバイキングからすると海が凍らないのでとても過ご(活動)しやすい場所。

略奪強奪暴れまくっては自分の国に帰って行ってたバイキングさんは、

そのうち帰るのが面倒くさくなって土地も奪って住み着いたのが始まりらしい。

ノースマン/NorthMan(北の人)→ノーマン/NorMan→ノルマンと変化し、

現在のノルマンディになったんだと。

大陸の陸続きなので戦争・土地の奪い合いが起き、長い年月をかけて人種も混ざり合ったが、

各地方で人の特徴もやや違うようです。

3時間位走ったところで、途中のルーアンという港町で休憩をとることに。

 
 

 
 
 

ルーアンの港は北欧貿易の拠点として栄えた港らしく、建築様式も屋根が切り立っている作りに。

またここルーアンは『ジャンヌ・ダルク』が処刑された場所とでもあります。

20分ほどフラフラしてすぐ出発、あと1時間くらいで目的地のモンサンミシェルへ。

 
 
 

聖地モン・サン=ミシェル


 
 

前日の天気予報で70%雨ですってお天気お姉さんのアナウンスを聞いてましたが

当日はやはり生憎の小雨模様。

少〜し降ったり、止んで曇ったりの天気だったから、旅行会社のパンフみたいな写真は撮れませんでした。

大雨にならずに済んだだけましかなぁ。

モン(Mount)サン(聖なる)ミシェル(大天使ミカエル)とは

『聖なるミカエルの山』っていう意味です。

 
 

 
 
 

8世紀初頭ベネディクト派の僧院として設立され、13世紀にはゴシック建築の傑作とされる教会を増築。

15世紀には百年戦争に巻き込まれ、

フランス革命の際にはこの教会はなんと『刑務所』として利用されたこともあるらしい。

この教会を囲むように13世紀〜15世紀に軍事施設としての壁で囲われて現在の形になった。

大昔は引き潮のときに海水が引いて島まで砂の細い道ができ、巡礼者はこの砂の道を通って足を運んでいたが、

渡っている途中で塩が満ちてきて、多くの巡礼者が流されたという記録もある。

その後橋が掛けられ、1870年代に島まで掛かっていた橋が道路に変わって通いやすくなったが、

近年道路の両サイド(浜)に砂が溜まり過ぎてしまった。

この度、景観整備と保護のため、道路を無くして元のように島と陸をつなぐ橋の建設工事が始まりました。

2012/4/28から、島と陸間のバス及び一般車両移動が進入禁止になって、

専用シャトルバス(写真の右)で対岸〜島内間を移動することに。

歩いても(約30分程度)良いんだけど、

なにせモン・サン=ミシェルの滞在時間は3時間しかありません。

どこかのTV番組の○○弾丸ツアーって感じ。

観光シーズンだとシャトルバスの乗車も並ぶのでご注意。

※どこのツアーも滞在時間は変わらないみたい。もっと長く居たい人はこの近くで宿泊(島にもホテルが)ですね。

 
 

 
 
 

正門をくぐり抜けると、両側はお土産屋さんやレストランが所狭しと並んでます。

最近は日本人観光客も多いようで、たまにカタカナも。

で気がついた、アジア人が殆ど居らず、周りの話し声は英語が中心。

パリでもやはり中国人が大声張り上げていたが、ここには姿が無く神聖なひと時を過ごせそう。

 
 

 
 
 

参道の坂道を進み上り詰めると・・・やっと入り口が。(この階段の一番上)

 
 

 
 
 

チケットを出して中に入るとこんな感じ。修道院っていうよりも、どこかの要塞みたいでした。

 
 

 
 
 

最上階から見た修道院の天辺。ここから海を眺めると、引き潮と曇り空で画面全体がグレーに?

 
 

 
 
 

ここが礼拝堂。この周りに各宗派のモニュメントがあり、巡礼者がお祈りを捧げていました。

余りにも神聖な場所なので写真取るのは少し控え気味に(ゴメンナサイ)。

 
 
 

それでは次回もお楽しみに。

 
   
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