和歌山市長、カジノ誘致を取り消す可能性を発表

投稿日時： 2017/06/21 16:46

　カジノを含む統合型リゾート施設（ＩＲ）誘致を掲げる和歌山市の尾花正啓市長は、カジノを外国人専用とする手法が認められなかった場合は誘致を断念せざるを得ないと発表しました。

　尾花市長や連携して誘致に取り組む仁坂吉伸知事は、ギャンブル依存症への懸念があるカジノへの日本人の入場禁止を誘致の条件として掲げており、制度設計づくりを進める政府にも要望してきたようですが、今月16日の和歌山市議会本会議でＩＲ誘致に反対の立場の森下市議に「（外国人専用などの）条件がクリア困難だった場合、どうするのか」などと追及を受け、その場合には誘致をあきらめざるを得ないと答えたそうです。

　この会議を経た和歌山弁護士会の声明では「IR誘致計画においてカジノを外国人限定にすることを要求しているという事実は、カジノ自体が有害なものであるという暗黙の承認である」と述べられています。今まで禁止とされていたものを取り入れることは、やはり難しいですね。

引用元： World Casino News