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インタビュー
室伏哲郎氏インタビュー
カジノを読む
CASINOjapan
       
       
世界で親しまれているカジノに関心を持つ学究の懇親親睦や、 日本での創設啓蒙活動などを行う目的で発足した日本カジノ学会の理事長である室伏氏。 さらに、カジノを業界の目線から、また一般カジノファンにも楽しめる雑誌CASINO japanの発行人をつとめるほか、 自身の著書も多数もつ作家、評論家でもある。その室伏氏に、カジノへの思いを語っていただきました。   室伏哲郎氏
 
室伏さんにとって「カジノ」とはどういう場(存在)ですか?

室伏

人生は一回しかない、とよく言われます。
しかし、ギャンブル好きの人間にとっては、浮き沈みが茶飯事のカジノは、 人生航路の勝ち組・負け組に分かれるスリルと醍醐味を短時間に凝縮して何度でも味わえる素晴らしい別人生体験の場所です。
カジノが数百年間にわたり欧州諸国で連綿として長く続き、多数のファンに愛好されているのはなぜでしょうか?  それは、それぞれの賭け事に金銭を賭ける人々の多くが、各勝負事を切った張ったのギラついたギャンブルというよりは、 レジャーとか息抜き、暇つぶし(余暇)、運試し、ダメモトの小遣い稼ぎなどと軽く考え 、感じているからにほかならないかえらでしょうか。ですから、カジノをギャンブルというギラギラした言葉で表現せずに、 今日ではゲ−ミングと優しい感じで呼称するのが世界的な傾向なのです。
ですから、 カジノは25%天引きという硬直した営業姿勢に固執している競馬などといった日本の阿漕な公営ギャンブルとは明らか異質なもので、 人間の文化的本能に訴えつつパワフルでしかも顧客のフトコロに優しい、リピート性のある娯楽場であると思います。
       
 
現在、日本での、日本人のカジノに対するイメージや扱いについて、どう思われますか?
また、今後それをどのようにしていかれたいですか?

室伏

青少年の健全教育に有害」とか「青少年の不良化が心配」など倫理的な抵抗感を強調する反対論議がいまだにあるようですが、われわれの住む資本主義社会では、政府、財界が景気浮揚のために最大の関心を持つ株式市場、為替相場などにせよ、主婦のみなさんの関心事である米、小麦などの食料品、石油、ガス、電気などの光熱費から一切の生活物資までの価格を左右する商品相場にせよ、その根本的な経済活動の仕組みはすべてギャンブルではありませんか?
広辞苑によればギャンブルとは賭け事、博打、投機を意味し、資本主義社会という仕組みを生育発展させている原動力にほかならないのです。
人類社会の大勢は、好むと好まぜるにかかわらず、レッセ・フェ−ル・レッセ・パンセ(なすに任せよ、行くに任せよ。18世紀のフランスの経済学者グルーネーの掲げた経済的自由主義の標語)の自由を優先理想とし、ギャンブル・システムを経済・財政組織の中枢に牢乎としてビルトインさせた自由主義、資本主義経済体制社会に傾倒していったわけです。日本の反対論者には根本的な理解が欠如しているといえます。
ですから僕は、日本カジノ学会の活動やその機関誌でもある雑誌『CASINO japan』の出版活動を中心に、多くの方への啓発を行っていくつもりです。
 
今後、日本でカジノが合法化された場合、どこに、どんなカジノができればよいと思いますか?

室伏

理想は官僚の絡まないカジノです。 利権が絡みますと控除率の高い既存の公営ギャンブルのような阿漕なカジノになる可能性が高いからです。
日本カジノ学会では、日本にカジノ文化を普及し、オネストビジネスとしてのカジノの運営を目指し現在も研究中です。 模範となるカジノ先進国はたくさんあります。 ラスベガス以外にも、1/3の国の資本が入りつつも民営で行っているオーストリアのカジノや、 カジノの税収の多くを福祉にあてるカナダのカジノ、国の中央集権的なコントロールではなく各州のカジノ管理委員会が許認可を行い、 地域再開発と連動したカジノ総合観光コンプレックスを実践しているオーストラリアカジノなどがあり、 それらは雑誌『CASINO japan』でも紹介しています。

カジノジャパン 2005/04/30発売号 (Vol.10) 「CASINO JAPAN」のご紹介

行きづまる日本の現状を打破する待望の新感覚マガジン 「CASINO JAPAN」は権威ある執筆陣と鋭敏な編集感覚で追求する時々刻々の特集テーマを中心に、 将来のカジノ及び国際観光関連業界においての多種多様な情報やトレンドを提供する、 他に類のないまったく新しい分野の総合専門雑誌です。現在の国内観光産業の低迷、失業率の増加、 地方経済の逼迫等という日本の現状をふまえ、カジノ創設を軸にありとあらゆる視点から切り込む新感覚マガジンです。
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カジノは世界各地にありますが、どちらのカジノがお好きですか? その理由は?

室伏

どこであれ、人生を何回も体験満喫できるカジノは楽しいです。
ラスベガスなら、80もの大型常設ショーが開催される総合エンターテインメント・エリアの特色をフルに利用します。例えば、 人間の体力と智力の限界まで演じ切る前衛サーカス『オー』の壮大華麗な水中ショーをめまいがするほど堪能する。あるいは、 プレスリーの物まねだけでも24人がひしめく偽エルビスたちの面白くもわびしいショーの人生の哀歓に感動。口直しに、 今宵の運試しに3万円の夢と運を賭けるカジノは最高ですね。
欧州なら、ロシアの文豪ドストエフスキーが19世紀6に遊んだドイツの『バーデン・バーデン』の当時と同じ壮大な建物の中で、 文豪と同じルーレットに興じます。その後、黒い森の中でドイツビールの乾杯と温泉浴がいいんですよ。
 
カジノの楽しみ方を教えてください。 お好きなゲーム、時間、止め時、テーブルを変える時、ブレイクの仕方、など、お話し頂ける範囲でお願いします。

室伏

私は浪費家ではありません。カジノの勝負服に身を固め(とはいうものの、 実際は特注の白絹のフンドシをギュギュッと締め込む以外の外見は、 それぞれのドレスコードに順応した服装で)出陣しますが、実は財布のヒモは固いのです。
具体的には、ラスベガス、アトランテック・シティなど米国では約280ドル、欧州諸国のカジノなら220ユーロ前後、 韓国なら30万ウォン位、中国マカオだと2000香港ドル程度、オーストラリアでは370オーストラリアドル見当。 つまり、日本円で3万円とベットの上限を厳守して、何回も人生ゲームをエンジョイするんです。
僕の十八番ルーレットとB・Jの勝率は、確実に楽勝5割を超えて自称驚異的。ルーレットのコツは、あまり公開したくありませんが、 実はまったくシンプル。(1)最初は賭けないで30分位、あちこちの台を観戦して回ります。( 2)次に玉の落ち方にクセのある台に目をつけます。例えば、2、4、8などと連続して12以下の低い数字が集中的に表示されれば、 アウトサイド・ベット・エリアの1st・ダズン区域に賭け金を置きます。以下同じで、13〜24なら2nd・ダズンエリアへ、 26〜36に集中すれば3rd・ダズンエリアに賭けます。
これは、わが日本カジノ学会の大先輩・カジノ歴半世紀の川澄明男理事発案の『デルメデール』法則のバリエーションで、 ルーレットで二度出た出目は、三度、四度とメがデル上に、賭けエリアを拡大して当たり易くしたところがミソなんです。
 
その他、これだけは言っておきたいことがございましたらお願いいたします。

室伏

中国の昔の詩人も「燭(しょく)をとりて夜遊ぶ。故あるかな」と謳っています。 一日の仕事が終わったら、黒服・蝶ネクタイかなんかでバシッとキメ、美女美男同伴。 華燭まばゆいカジノでグラス片手に洒落た遊びのひとつでも、なんて、故ある(もっともな)ユメ。 年がら年中アクセク働きバチで、せいぜい夜の赤チョーチンでウサを晴らすなんて、 オヤジの代で卒業したいとは思いませんかね?
 
この度はお忙しい中ご協力頂きまして、誠に有難うございました。
プライベートに踏み入る質問もありましたが、快くご回答頂きました。
『特注ふんどし』これは買いですね!!!
 

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