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『Texas Hold 'Em Poker』
「ポーカーフェイス」という言葉が日本でも浸透している様に、ポーカーを遊んだことがあるという人は多いのではないでしょうか。 ポーカーには様々なバリエーションがあり、中でも現在カジノで主流になりつつあるのが「テキサス・ホールデム」と呼ばれるポーカーです。 「相手より強い役(やく)を揃える」、「相手に自分の手を悟られないようにする」といったポーカーの醍醐味を残しつつ、 もっとギャンブル性、駆け引きに富んだポーカーが「テキサス・ホールデム」なのです。 『ポーカーというゲーム』 カジノにはシンプルで誰でもすぐに楽しめるゲームが多く存在しますが、 ポーカーに限っては少しだけゲームの特性を理解しておく必要があります。 実際のゲームで慌てないように少しだけ流れを見ておきましょう。 下の図でポーカーテーブルが表示されています。中心にある緑色のテーブルを囲うようにプレーヤーが座ります。 黄色が「ディーラー」、青が「スモールブラインド(以下、SB)」、赤が「ビッグブラインド(以下、BB)」、 黒が通常のプレーヤーです。SB、BBというのは、強制的にゲームに参加する義務のあるプレーヤーのことで、 ディーラーの左隣がSB、さらにその左隣がBBということになります。 SB、BBはゲーム開始時に決まった額のチップ(SBが最低ベット額の半分、 BBは最低ベット額)をベットしなくてはいけません。 これが賭けのスタートとして「ポット」に各プレーヤーの掛け金が上乗せされていきます 。ディーラー、SB、BBは1ゲームごとに時計回りでローテーションしていきます。 |
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BBの左隣から(ディーラーからの場合もある)各プレーヤーにカードが裏向きで2枚ずつ配られます。
もちろん自分に配られたカードは見ることができます。
テキサスホールデムでは「ボード」と呼ばれる全てのプレーヤーが共通して使用できる5枚のカードがあります。
最終的に各プレーヤーは「ポケット」と呼ばれる自分の手札と「ボード」にある5枚のカード、
合計7枚のカードの中から強い5枚の組み合わせをつくって勝負(ショウダウン)していきます。
今回は紫のプレーヤーの視点でゲームがどの様に展開されていくのかを見ていきましょう。
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『ベッティングラウンド』について ベッティングラウンドに入ると各プレーヤーはポケットとボードにあるカードから、 この勝負に乗るか降りるかを考えます。ゲームに乗るなら「コール」、「レイズ」、「チェック」、 降りるなら「フォールド」を宣言します。すべてのプレーヤーが宣言を終えるとボードが1枚オープンされ、 次のベッティングラウンドに進みます。ベッティングラウンドは1ゲーム中で4回あり、その都度これらの選択ができます。 途中でゲームを降りた場合はそれまでベットしたチップは没収されます。 |
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『第1ベッティングラウンド』 左の2枚のカードがプレーヤーのポケット、右の5枚のカードがボードになります。 ボードは1枚もオープンされていないので、ポケットのみでゲームに乗るか降りるかを判断しなくてはいけません。 上の図からもわかる様に、判断材料が少ないので、その場の流れや各プレーヤーの反応といった要素が重要になってきます。 |
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『第2ベッティングラウンド』 ディーラーはボードを3枚オープンします。この3枚のカードを「フロップ」と呼びます。 この時点でポケットとボードを組み合わせてみると「9」がペアになっているのがわかりますね。 しかし、この役は1番揃いやすく、他のプレーヤーの役に負けてしまう可能性が高いです。ここでゲームを続行するか、 降りるかはプレーヤーのセンス次第ですが、今回は残りのボードに期待してコールすることにしましょう。 |
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『第3ベッティングラウンド』 ボードが1枚オープンされます。この4枚目のカードを「ターン」と呼びます。 4枚目のボードは「7」でした。第2ベッティングラウンドでは「9のワンペア」が確定していましたが、 ここにきて「ストレート」が見えてきました。ここもコールしてみます。 |
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『第4ベッティングラウンド』 最後のボードがオープンされます。最後のカードは「リバー」と呼びます。 5枚目のボードは「10」でした。 ポケットとボードを組み合わせると「3」と「9」を捨てて「7」「8」「9」「10」「J」となり、 見事「ストレート」が完成しました。 最後のベッティングラウンドが終了したら、残っているプレーヤーで役を見せ合います。 これを「ショウダウン」と呼びます。 結果、もっとも強い役を揃えたプレーヤーがポットに溜まったチップを受け取ることができます。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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