バカラはカジノにあるカードゲームの中で最も簡単なゲームと言えます。 また、ゲーム中にプレーヤーがすることはチップを賭けるだけで、 ゲームの進行は全てディーラーが行ってくれるので、ゲームの進行が非常に速いのが特徴です。 それ故に、一瞬にして大金が動いてしまう緊張感があります。 バカラといえば古くからヨーロッパの貴族の遊びでしたが、現在では、誰でもプレーできる『ミニバカラ』が主流になりつつあります。 ミニバカラは本来のバカラをシンプルにし、より庶民的なイメージを定着させました。今回はこのミニバカラをご紹介していきましょう。 [ルール] 『PLAYER』ゾーンと『BANKER』ゾーンに配られたカードの合計の下1桁を比べて、どちらがより「9」に近いかを予想します。 日本のオイチョカブによく似ていますね。ブラックジャックのように「HIT」、「STAY/STAND」がありますが、プレーヤーに選択権はなく、 基本的にチップを賭けた後は、自動的にゲームが進んでいきます。 したがってバカラのルールはプレーヤーが覚えても覚えなくても結果には影響がありません。 [進行] まずテーブルに座っている各プレーヤーがチップを賭けます。バカラはブラックジャックの様にプレーヤー対ディーラーで勝敗を決めるのではなく、 あくまで機械的に進行する『PLAYER』と『BANKER』の勝負を傍観して、どちらが勝つか、又は引き分けるかを予想してチップを賭けていきます。 また、ミニマムベットが比較的高くされていて、参加料として『BANKER』に賭けて勝った払い戻し金の5%を徴収されるのが一般的です。 払い戻しオッズに関しては『PLAYER』と『BANKER』が掛け金の1倍、『TIE』は8倍となっています。 |
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左の図を見てみましょう。バカラテーブルのデザインは様々ですが、今回は説明する便宜上、少し簡略化した図を使用しています。
テーブルを横切るように2本の線が引いてありますね。
それぞれ『PLAYER』、『BANKER』、『TIE』のゾーンがあります。
この3つのゾーンが実際にチップを置くベッティングゾーンになります。
ちなみに『TIE』は『PLAYER』と『BANKER』が引き分けになると予想した時にチップを置くゾーンです。
イメージはあくまで『PLAYER』さんと『BANKER』さんの勝負を予想するだけであって、
実際に席に座っているプレーヤーがディーラーと勝負するわけではないので注意しましょう。
手前に書いてある番号はディーラーがプレーヤーの戦績を記憶するだけのものですので、気にする必要はありません。
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全てのプレーヤーがベットを完了すると『PLAYER』と『BANKER』に対して2枚ずつカードが配られます。
左の図では『PLAYER』のカード合計が「17」、『BANKER』のカード合計が「20」となっています。
バカラでは『PLAYER』と『BANKER』それぞれのカード合計の下1桁を比較しますので… 『PLAYER』=7 『BANKER』=0 となり、この時点では『PLAYER』の方が「9」に近いことがわかります。 しかし、バカラには「3枚目のルール」が存在します。これは『PLAYER』と『BANKER』のスコア次第で 3枚目のカードを引くか引かないか(HIT or STAND)を決めるためのルールです。 ただ、これもディーラーが判断して自動的にゲームを進めてくれますので、 「3枚目のルール」を知らないままプレイしてもなんら結果に影響はありません。 詳しくは3枚目のルールチャートを参照して下さい。 この例ですと、BANKERがもう1枚カードを引かなくてはならないのです。 |
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「3枚目のルール」により『BANKER』にカードが1枚配られました。
出てきたのは「9」ですので、『BANKER』の合計は「29」となり… 『PLAYER』=7 『BANKER』=9 となり、結果は『BANKER』の勝ちとなります。ここまでで一通りの流れは終了です。 実際においても席に座ったプレーヤーはトランプに触ることなく、スピーディーにゲームが展開されます 。またバカラを遊ぶ時に比較的よく用いられるのが「メモ用紙」です。これはゲームの戦績を記録しておくものです。 プレーヤーはこの記録を見て次のゲームを予想したりするわけですね。 たいてい席についた際にディーラーから「紙とペンはいるか?」と訪ねられますので、必要ならもらっておきましょう。 |
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